コンテンツにスキップ

天嶽寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
天嶽寺
所在地 埼玉県越谷市越ヶ谷2549
位置 北緯35度53分56.0秒 東経139度47分17.7秒 / 北緯35.898889度 東経139.788250度 / 35.898889; 139.788250座標: 北緯35度53分56.0秒 東経139度47分17.7秒 / 北緯35.898889度 東経139.788250度 / 35.898889; 139.788250
山号 至登山[1]
院号 遍照院[1]
宗派 浄土宗[1]
本尊 阿弥陀如来[1]
創建年 文明10年(1478年
開山 専阿源照[1]
開基 太田道灌
札所等 武蔵国三十三ヶ所霊場第27番札所
文化財 木造釈迦如来涅槃像(越谷市指定有形文化財)
法人番号 6030005010143 ウィキデータを編集
天嶽寺の位置(埼玉県内)
天嶽寺
天嶽寺
天嶽寺 (埼玉県)
テンプレートを表示

天嶽寺(てんがくじ)は、埼玉県越谷市にある浄土宗寺院

歴史

[編集]

1478年文明10年)、太田道灌の開基である。道灌が伯叔父にあたる専阿源照を開山とし、寺を創建した[2][3]

1591年天正19年)に、関東地方の新領主となった徳川家康より15寺領が与えられた。当寺第4代住職の城誉は正親町天皇第三皇子といわれている。そのため、十六葉菊花紋の使用が許され、触頭にも指定された[2][3]

当寺の格式が高かったことから、浄土宗本山知恩院増上寺に栄転する住職も多かったという。越ヶ谷宿の住人は全て当寺の檀家だったといわれている[3]

墓地には、曲亭馬琴俳句の師であった越谷吾山の墓がある[3]

文化財

[編集]
  • 木造釈迦如来涅槃像(越谷市指定有形文化財 昭和57年2月23日指定)[4]

交通アクセス

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e 新編武蔵風土記稿 越ヶ谷宿.
  2. ^ a b 天嶽寺浄土宗「新纂浄土宗大辞典」
  3. ^ a b c d 稲葉博 著『関東古社名刹の旅(千葉・埼玉・神奈川編)』読売新聞社、1986年、92-93p
  4. ^ 越谷市の指定文化財越谷市

参考文献

[編集]
  • 稲葉博 著『関東古社名刹の旅(千葉・埼玉・神奈川編)』読売新聞社、1986年
  • 「越ヶ谷宿 天嶽寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ203埼玉郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764008/12