コンテンツにスキップ

大原富枝文学館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

本山町立大原富枝文学館(もとやまちょうりつおおはらとみえぶんがくかん、英語: Ōhara Tomie Museum of Literature)は、高知県長岡郡本山町本山にある文学館。小説家大原富枝の出身地である本山町(出生当時は吉野村)に1991年に開館した。

概要

[編集]

大原富枝が1990年に勲三等瑞宝章を受賞したのを受け、その業績を後世に残そうと、出身地である本山町によって1991年(平成3年)11月25日に開設された[1]

展示室では生涯の歩みと作品を紹介。サロンでは著作の閲覧やビデオ鑑賞などもできる。定期的に企画展が開催されている。また、敷地内に茶室「安履庵」があり、予約すれば利用することができる。

2018年4月1日にリニューアルされ、代表作「婉という女」に登場する、土佐藩の領主であった野中兼山のコーナーなどが充実された[2]

利用案内

[編集]
  • 所在地:高知県長岡郡本山町本山568番地2
  • 開館時間:9:00 - 17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日:月曜日(月曜日が祝・祭日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日 - 1月4日)
  • 入館料:一般・大学生300円、小・中・高校生100円
    ※20人以上で団体割引 一般・大学生240円、小・中・高校生80円
    ※本山町民、高知県または高知市発行の長寿手帳を持つ者は無料

アクセス

[編集]
  • 車:高知自動車道大豊IC→国道439号線を本山方面へ(ICから約15分)
  • バス:土讃線JR「大杉駅」下車→嶺北観光自動車(田井行)で「本山プラチナセンター前」下車→徒歩2分(大杉駅から約20分)

大原富枝賞

[編集]

文学館開館を記念して高知県の文学の振興のために1991年に創設された文学賞(小説・随筆)で、高知県在住もしくは高知県出身者を対象としている。

脚注

[編集]
  1. ^ 建物は1988年に廃止となった本山簡易裁判所を改修したもので、高知県では初めての文学館と言われた。
  2. ^ 大原富枝文学館が新装 「志国高知幕末維新博」の地域会場に(2018年3月29日) - 旬刊旅行新聞

外部リンク

[編集]