堅木
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堅木、硬木(かたぎ)とは、硬く、重い材木となる樹種を指す用語[1][2]。一般には、スギやヒノキといった針葉樹を軟木(やわらぎ)とした上で、カシやケヤキなどの広葉樹を堅木という[1][2]。
材木とした際に組織内に含まれる空気が少なく、比重が大きくなる樹種が堅木と扱われる[1][2]。広葉樹は、針葉樹と比較して比重が大きい樹種が多い[1][2]。ただし、広葉樹の中でも樹種によって差があり、コクタンのように水より大きい比重となるものもあれば、キリのようにスギと同等程度のものもある[1][2]。
用途
[編集]堅牢で傷つきにくいことから床材などの内装材、家具、建具などに用いられる[3][4]。木目の美しさから銘木と扱われるものもあり、日本家屋では装飾用途で床柱に使うこともある[4]。一方で、針葉樹(軟木)と比較すると、長材が得にくく、加工も難しいため、構造材に使われることは少ない[3]。
第二次世界大戦中、日本は航空機の生産に必要な金属が不足。代替材として硬木を使用せざるを得なくなった。このため1943年に設置された軍需省航空兵器総局第3局木材課を通じて硬木の生産や配給が行われた[5]。
脚注
[編集]- 1 2 3 4 5 『新編建築学ポケットブック』オーム社、1984年、3編86-88頁。ISBN 978-4-274-10007-9。
- 1 2 3 4 5 『建築材料 全訂新版』理工社、1990年、9-10頁。ISBN 978-4-8446-0469-3。
- 1 2 『新訂 日本建築』学芸出版社、2009年、296-297頁。ISBN 978-4-7615-4088-3。
- 1 2 『図解建築構法』彰国社、1985年、68-70頁。ISBN 978-4-395-00190-3。
- ↑ 職員は大半陸海軍人、航空兵器総局機構(昭和18年12月28日 朝日新聞)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p166 毎日コミュニケーションズ刊 1994年