城陽王

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城陽王(じょうようおう)は、中国の王朝におかれた諸侯王の一つである。城陽郡に相当する城陽国を封地として与えられた。

前漢から新[編集]

前漢では、高祖劉邦の孫で呂氏の討滅に功があった劉章が城陽王となった。劉喜が一時淮南王に転じたり、劉雲に嗣子がなく一時断絶したりしたが、による王朝交替まで長く続いた。

後漢[編集]

後漢では、建国に功があった劉祉と、章帝の子劉淑が城陽王となったが、いずれも一代で終わった。

西晋[編集]

晋(西晋)王朝を開いた武帝司馬炎は、ずっと前に死別した弟の司馬兆を悼んで城陽王とし、自分の子の司馬景をその跡継ぎとした。短く終わった。