南ンデベレ語
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南ンデベレ語 | |
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Isindebele | |
話される国 |
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話者数 | 109万人(2011年) |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
公的地位 | |
公用語 |
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統制機関 | なし |
言語コード | |
ISO 639-1 |
nr |
ISO 639-2 |
nbl |
ISO 639-3 |
nbl |
南ンデベレ語 (みなみンデベレご、 South Ndebele) は、ニジェール・コンゴ語族のベヌエ・コンゴ語群のバントゥー語群ングニ諸語に属す、南アフリカ共和国のプレトリア北東で話される言語である。ジンバブエの北ンデベレ語は近縁だが異なる言語である[1]。
歴史[編集]
現在のンデベレ人の中核を成すクマロ人 (Khumalo) は、当初クワズール・ナタール州に住んでいたが、1822年、シャカ王率いるズールー人から攻撃を受け、ムズィリカズィ (Mzilikazi) に従って北の南アフリカ高原地帯に逃げた。1938年、多くはさらに北に逃げ、ジンバブエに定着してンデベレ王国を築いた。この人々の言語が北ンデベレ語である。一方、高原地帯のプレトリア北東に残った人々の言語が南ンデベレ語である[1]。両言語は分岐から一世紀も経っていないが、音韻、文法で違いが現れている。
現在、南アフリカ共和国の公用語の一つである。
音韻[編集]
ズールー語やコサ語と同様、吸着音を持つ。母音は a, e, i, o, u の 5 個である[1]。
北ンデベレ語にはない歯茎ふるえ音 [r] および無声軟口蓋摩擦音 [x] がある[1]。