コンテンツにスキップ

冠状縫合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
冠状縫合
横から見た頭蓋骨。赤色の線が冠状縫合。
上から見た頭蓋骨。画像中央を左右に走る線が冠状縫合。
概要
表記・識別
英語 Coronal suture
ラテン語 sutura coronalis
ドーランド
/エルゼビア
s_30/12773939
グレイ解剖学 p.183
TA A03.1.02.002
FMA 52928
解剖学用語

冠状縫合(かんじょうほうごう)は頭頸部関節の一つ。密度が高い繊維性結合組織の関節で、前頭骨頭頂骨の間にある。出生時には、存在しない。沿軸中胚葉由来の組織。

病理

[編集]

の成長が異常に早い場合には、早期閉鎖が発生することがある。この場合、頭蓋骨の変形が発生する。冠状縫合の早期閉鎖によって発生する奇形は以下の2つが知られる。

  • 尖頭症 高く、筒型の頭蓋となる。
  • 斜頭 ねじれ、非対称となる。

参考文献

[編集]
  • "Sagittal suture." Stedman's Medical Dictionary, 27th ed. (2000).
  • Moore, Keith L., and T.V.N. Persaud. The Developing Human: Clinically Oriented Embryology, 7th ed. (2003).

追加画像

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]