保科豊巳

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保科 豊巳(ほしな とよみ、1953年 - )は、日本現代美術家。ポストもの派インスタレーション芸術家。東京藝術大学副学長。

来歴[編集]

長野県東御市生まれ。日本もの派、榎倉康二高山登の影響の中、東京芸術大学で学ぶ。同期生に川俣正、下級生の宮島達男中村一美がいる。 ポストもの派世代に属し、木、紙、墨という素材を用いたインスタレーションや絵画制作を展開している。日本をはじめスイス、台湾、ドイツ、アメリカ、中国、などで作品発表を続けている。 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻 単位修得退学。その後、明星大学芸術学科助教授、東京芸術大学美術学部専任講師、東京芸術大学美術学部助教授を経て2002年に文部科学省在外研究員として渡米。2006年から東京芸術大学美術学部教授。2009年に東京芸術大学美術学部副学部長。2013年に東京藝術大学美術学部学部長。2016年に東京藝術大学理事・副学長。2020年に同大学退官。

主な経歴[編集]

  • 1982年「第12回パリビエンナーレ」パリ市立近代美術館
  • 1984年「日本現代美術展」スイス国立博物館、ラス美術館ジュネーブ
  • 1986年「日本現代美術展」国立台北現代美術館
  • 2003年 第2回「大地の芸術祭」妻有トリエンナーレ展[1]
  • 2008年「国際メディアアートビエンナーレ」北京
  • 2011年「釜山ビエンナーレ」韓国
  • 2013年「HERE IS THERE THERE IS HERE–A Solo Exhibition」台湾[2]
  • 2014年 市原ビエンナーレ展「3D山水画プロジェクト」、上野の森美術館大賞展招待出品
  • 2016年「RAIGHT OF DARKNESS」南京美術館[3]バングラデシュBIENNALLE[4]

社会活動[編集]

  • 長野県佐久市佐久彫刻シンポジウム実行委員会プロデューサー
  • 1997年 長野県川上村振興公社芸術プロジェクト委員会審査員長
  • 1998年~ 北御牧中学校建設委員会委員
  • 2001年 新潟県大島村教育委員会 芸術プロジェクト顧問
  • 2004年~2005年 「アート・ミーツ・アーキテクチャー・コンペテティション 2005展」審査員
  • 2007年~2009年 上野タウンミュージアム実行委員長[5]
  • 2010年~2012年 文化庁人材育成支援事業、審査委員
  • 2010年~ 「STORY OF THE ILAND ART PROJECT」プロデュース
  • 2010年~ 2012年 GTS観光アートプロジェクト実施責任者
  • 2014年~ 上野の森美術大賞展審査委員[6]
  • 2014年~ アートオリンピア実行委員、審査員[7]
  • 2015年~ 枕崎国際芸術展審査員 
  • 2015年~ 瀬戸内国際芸術祭芸術家選考委員 
  • 2015年~ 長野県東御市「天空の芸術祭」総合プロヂューサー[8]
  • 2017年~ FAN美術館館長(岡山県備前市)[9]

主な受賞歴[編集]

  • 1992 日本建築工芸協会賞

脚注[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]