便所開き

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便所開き(べんじょびらき)とは家の新築・改築などで便所を新設した際に、使用前に知り合いを招きお披露目をする行事[1][2][3]愛知県稲沢市祖父江町を中心に古くから行われている風習の一つ[3]

概要[編集]

尾張地方の一地域でのみ行われる風習で、新築・改築の際、使用前の便所に客人を通し、中で抹茶と茶菓子を振舞うものである[3]抹茶は当地では老人を中心に日常にたしなまれているので、お茶会というほどの位置づけではない[要出典]

「高齢になっても自分の足でトイレに行けるように健康を願う風習」と言われているが、これについては稲沢市にある浄念寺の住職によると、「普通、便所では茶を飲みたがらないので、(便所開きのとき)飲ませるために、健康と結びつけたと聞いている」という[2]

また一説では同じ木材でも廊下や座敷に使われるものと便所に使われるものとで差がありすぎる、として便所に使われる木材にもお茶やお菓子の匂いを嗅いでもらおう、という意味もこめられているという[2]

出典[編集]

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  1. ^ 過去の秘密(バックナンバー) ◇愛知県民は家を新築すると便所開きをする!?”. カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW. Ytv (2007年11月8日). 2007年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月3日閲覧。
  2. ^ a b c 家を建てたら“便所開き” 健康祈願? 神や木に感謝?”. 中日新聞. 中日新聞社 (2007年5月27日). 2007年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月3日閲覧。2007年5月27日付中日新聞尾張版、18面。
  3. ^ a b c 「便所開き」で新校舎お祝い 名古屋文理大学、地元の風習”. 朝日新聞. 朝日新聞社 (2015年8月26日). 2015年8月26日閲覧。