京都電車住宅

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京都電車住宅(きょうとでんしゃじゅうたく)は、京都市伏見区に存在した住宅

概要[編集]

1954年に設置を計画[1]

1955年輜重兵基地の跡地に母子家庭のために設置[2]

5万円を月賦で支払うことで払い下げられていた[3]

母子寮を出た親子が住んでいた[3]

京都市電の廃車10両を住宅に転用していた[1]

その大きさは幅2メートル長さ9メートルで6坪ほど[1]

が高く風通しが悪く夏は湿気が酷かった[3]

電車という強固な構造体の転用のため新しい空間への柔軟な対応はできなかった[3]

家計にゆとりができた家庭は増築をしていた。増築した部分には外に出るか窓から移動していた[1]

息子結婚して息子のも同居した家庭もあった[1]

娘が結婚して娘夫婦とその子供も住む家庭もあった[1]

最後の1両のみ残る[4]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f セヴェラルネス──事物転用のためのかたち | 中谷礼仁”. 『10+1』DATABASE (2004年12月1日). 2024年1月2日閲覧。
  2. ^ 京都市伏見区役所:伏見区の歴史 : 年表/伏見区の歩み(昭和26年~35年)”. 京都市情報館. 2024年1月2日閲覧。
  3. ^ a b c d 歴史の中のコンバージョン”. www.nakatani-seminar.org. 2024年1月2日閲覧。
  4. ^ 保存車両現況(300x)”. kyototram.g2.xrea.com. 2024年1月2日閲覧。