井筒節

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井筒 節(いづつ たかし)は、国連ニューヨーク本部精神的ウェルビーイング・障害担当チーフ。ミュージカル等の文化・芸術に関する著述・翻訳家。

人物[編集]

東京都港区出身[1]港区立白金小学校卒業。うち、小学2、3年生を茅ヶ崎市立東海岸小学校ですごす。国際基督教大学教養学部卒業。東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野修士課程修了。バングラデシュのスラムに暮らす若者の危険行動と精神保健に関する研究により、東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野博士課程修了(Ph.D.)。東京藝術大学大学院音楽研究科単位取得退学。

日本の国立高度医療センターの一つである国立精神・神経センター精神保健研究所司法精神医学研究部研究員として勤務し、犯罪精神医学、性被害や性同一性、国際精神保健に関する研究を行う。長崎県・市原爆体験者健康調査アドバイザー、内閣官房拉致被害者支援カウンセラー、世界保健機関災害精神保健テンポラリー・アドバイザー等を歴任。

2006年より、国連に活動の場を移し、国際連合人口基金ニューヨーク本部専門局専門分析官、国連ニューヨーク本部管理局心理官、国連ニューヨーク本部管理局精神保健・障害担当チーフ、世界銀行東アジア大洋州局上級知識管理官を歴任。精神的ウェルビーイングと障害を、開発、防災および平和維持を含む国際の優先事項とするため、国連大学と共に、国連経済社会局、国連大学、世界保健機関等とハイレベル会合や国連専門家会議等を多く開催、戦略・成果文書執筆を担当[2]、また共同議長を務めた。この結果、国連人口基金戦略計画2008-2011、国連防災会議仙台防災枠組2015-2030、持続可能な開発目標(SDGs)・ポスト2015開発アジェンダ案等に、初めて精神保健・心理社会的側面が含まれることとなり、国際の優先事項となった。国連平和維持活動に従事するスタッフを含めた世界の国連スタッフの精神保健に関する業務も率いた。

国連で活動する傍ら、文化・芸術分野での活動でも知られ、劇団四季ミュージカル、ディズニー作品などの翻訳、解説を担当。また、様々な映像作品、舞台作品に制作協力している。国際連合人口基金の妊産婦保健プロジェクトにて100人以上のアーティストを動員したデブリ・プロジェクトと手を組んだ他、国連文書に、バングラデシュの写真家アブ・アラ氏の写真や朝倉弘平氏の絵画を採用するなど、国連の活動への文化・芸術を取り入れている。

主な作品[編集]

  • 劇団四季ミュージカル「春のめざめ」翻訳協力。
  • 劇団四季 ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」翻訳協力。
  • 劇団四季 ディズニーミュージカル「アラジン」翻訳協力。
  • ディズニー「アラジン」ブロードウェイ・ミュージカル版オリジナル・キャスト・レコーディング ライナーノーツ及び対訳。
  • ディズニー映画「イントゥー・ザ・ウッズ」オリジナル・サウンドトラック対訳。
  • 「アラジン BROADWAY'S NEW MUSICAL COMEDY」劇団四季キャストアルバムCD 解説及びDVD構成。
  • 「ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2015 ~ライブ」CD 解説。
  • 映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」オリジナル・サウンドトラック ライナー翻訳。

脚注[編集]

  1. ^ 国際連合日本政府代表部. “国連職員now”. 2015年6月9日閲覧。
  2. ^ 国連大学. “Our World”. 2015年6月9日閲覧。