井上龍也

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井上 龍也(いのうえ たつや、1976年12月3日)は日本ライター[1]お好み焼き愛好家[2]

経歴[編集]

広島県江田島市出身[2]広島県立広島皆実高等学校卒業[1]陸上部の主将を務めた[2]

2017年3月、静岡県沼津市の山の中で立ち尽くしていた[2]。身元を示すものは持っておらず、翌日警察に保護され市内の病院へ入院[2]。そこで心理的なストレスからなる記憶障害の「全生活史健忘」であると診断された[2]

その後保護された場所などから港高尾の仮名をつけ生活[2]。一か月後に、広島県で母親と名乗る人物からの捜索願が出ていることを知る[2]DNA鑑定などで親子関係が認められ、広島へ帰った[2]。その際に本名を知ったと言う[2]

記憶が戻るかもしれないと、昔趣味であった食べ歩きを再開した[2]。その食べ歩きのなかでお好み焼きの魅力に気づいた[2]

2019年、広島県営の情報サイト「日刊わしら」にてお好み焼きの具材や店主との会話などを広めることになった[2]。2023年6月には福岡県のウェブアプリの開発会社から声がかかり、お好み焼き専用の検索サイト「まいおこ」が誕生[2]。講評を行なっている[2]

同年、「マツコの知らない世界」に出演[1]

その他、「HITひろしま観光大使」を務め、「イマナマ!」(RCCテレビ)などのメディアを通してお好み焼きを発信している。

2024年には「おいしい広島 食べんさい店グランプリ」の審査員を務めた[3][4]

年間で食べるお好み焼きの枚数は400枚以上[2]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c rico (2023年6月27日). “井上龍也(お好み焼き)記憶喪失の原因は?結婚や現在の年収など調査!”. rico blog. 2024年4月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 記憶の粉モン 魅力発信 お好み焼き推し 井上龍也さん”. 読売新聞オンライン (2024年1月3日). 2024年4月26日閲覧。
  3. ^ 「広島県産食材料理12品審査」『中国新聞』、2024年2月1日、朝刊。
  4. ^ 二次審査結果発表 | 食べんさい店グランプリ | おいしい!広島”. おいしい!広島 | 広島の食のシーンを盛り上げるためのプロジェクト. 2024年4月26日閲覧。