ヴィヴィアーニの定理
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ヴィヴィアーニの定理(ヴィヴィアーニのていり、Viviani's theorem)は正三角形に関する幾何学の定理である。名前はイタリアの数学者ヴィンチェンツォ・ヴィヴィアーニに由来している。
定理[編集]
正三角形内部の点から3辺に下ろした垂線の長さの和は一定である。
図1では s+t+u がこれにあたる。
証明[編集]
内部の点を P と置くと、面積に関して S(ABC)=S(ABP)+S(BCP)+S(CAP) が成り立つ。これを変形することで容易に証明できる。
拡張[編集]
この定理は、任意の正多角形においても成り立つ。
正多角形だけでなく、条件を緩めた
- 全ての角の大きさが等しい多角形
- 全ての辺の長さが等しい凸な多角形
においても成り立つ。