ロバート・クルーヘン

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ロバート・クルーヘン Portal:陸上競技
Robert Cloughen 1907.jpg
ロバート・クルーヘン(1907年)
選手情報
フルネーム ロバート「ボビー」・クルーヘン
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
種目 短距離走
所属 I-AAC, Queens (USA)
生年月日 1889年1月26日
生誕地 USAニューヨーク州ニューヨークブロンクス区
没年月日 1930年8月7日(満41歳没)
死没地 USAニューヨーク州ニューヨーク市
身長 179cm
体重 76kg
自己ベスト 100m:10秒8(1910年)
200m:22秒1(1910年)
 
獲得メダル
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
男子 陸上競技
オリンピック
1908 ロンドン 200m
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ロバート・クルーヘンRobert "Bobbie" Cloughen1889年1月26日1930年8月7日)は、アメリカ合衆国の元陸上競技選手である。彼は、1908年に開催されたロンドンオリンピック200メートル走銀メダルを獲得した。

経歴[編集]

アイルランドに出自を持ち、実父のジョンは1909年に5代目のマンハッタン区長官に就任している。クルーヘンはアイリッシュ・アメリカン・アスレチッククラブ(en:Irish American Athletic Club)の一員として、陸上競技に取り組んだ。

1908年のロンドンオリンピックでは、最初アメリカ代表チームへ加入できなかったが、不定期船でヨーロッパに渡り、代表チーム入りを現地で許可された。ロンドンオリンピックでは、100メートル走と200メートル走の2種目に出場した。100メートル走では予選で1位となったものの、準決勝を棄権した[1]

ロンドンオリンピックでの200メートル走は、15の国から43人の選手が出場して7月21日(予選)、7月22日(準決勝)、7月23日(決勝)の日程で実施された。クルーヘンは予選8組を23秒4の記録で1位となって準決勝に進み、準決勝も1位(22秒6)となって決勝に挑むことになった[2]。決勝ではカナダ代表のボビー・カーと同タイムだったが、僅差で銀メダルを獲得した[3]

ロンドンオリンピックと同年の1908年にAAUが主催したジュニア選手権の100ヤード[4] 走で10秒2の記録を出して優勝し、同年のAAU主催室内競技会でも60ヤード[5] 走と75ヤード[6] 走で優勝して「アメリカ国内最良のスプリンターの1人」という評価を定着させた[7]。AAU主催室内競技会では、1910年にも60ヤード走で優勝している[8]

1909年、130ヤード[9] 走で当時の世界新記録12秒8を記録した[7]。1910年には、110ヤード[10] 走で10秒8の世界記録を樹立している[11]

1922年に、バーモント大学の陸上競技コーチに就任した[12]。 その後バーモント州からニューヨークに戻って、ブルックリンにあるエラスムス・ホール高校の陸上競技部のコーチを1926年から1930年まで務めた。1930年8月、オリンピック代表への復帰を目指してトレーニング中に死去した。

脚注[編集]

  1. ^ Athletics at the 1908 London Summer Games:Men's 100 metres 2010年12月29日閲覧(英語)
  2. ^ このオリンピックでの200メートル走の予選は、15組に分けられた各組で1位になった選手のみが準決勝に勝ち進むことになっていた。しかし、各組の人数は1人から5人までまちまちだった。詳細については、ウィキペディア英語版の当該項目を参照のこと。
  3. ^ Athletics at the 1908 London Summer Games:Men's 200 metres 2010年12月29日閲覧(英語)
  4. ^ 91.44m。
  5. ^ 54.864m。
  6. ^ 68.58m。
  7. ^ a b 1910 Mecca Cigarettes Champion Athlete and Prize Fighter Series trading card. Winged Fist Organization website 2010年12月29日閲覧(英語)
  8. ^ UNITED STATES INDOOR CHAMPIONSHIPS (MEN) 2010年12月29日閲覧(英語)
  9. ^ 118.87m。
  10. ^ 100.58m。
  11. ^ WORLD'S RECORDS AT TAILTIN GAMES..." New York Times, Sept. 6, 1910
  12. ^ "Cloughen to Coach at Vermont", New York Times, January 25, 1922 2010年12月29日閲覧(英語)

参考文献[編集]

  • ロベルト・L・ケルチェターニ『近代陸上競技の歴史-1860-1991 誕生から現代まで(男女別)』 日本陸上競技連盟監修、ベースボールマガジン社、1992年、18頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]