レムブルーフ

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紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: ニーダーザクセン州
郡: ディープホルツ郡
ザムトゲマインデ: ザムトゲマインデ・アルテス・アムト・レムフェルデ
緯度経度: 北緯52度31分36秒 東経08度21分59秒 / 北緯52.52667度 東経8.36639度 / 52.52667; 8.36639座標: 北緯52度31分36秒 東経08度21分59秒 / 北緯52.52667度 東経8.36639度 / 52.52667; 8.36639
標高: 海抜 38 m
面積: 22.67 km2
人口:

1,175人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 52 人/km2
郵便番号: 49459
市外局番: 05447
ナンバープレート: DH, SY
自治体コード:

03 2 51 022

行政庁舎の住所: Hauptstraße 80,
49448 Lemförde
ウェブサイト: www.lemfoerde.de
首長: マルガレーテ・シュリック (Margarete Schlick)
郡内の位置
地図
地図

レムブルーフ (ドイツ語: Lembruch) は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州ディープホルツ郡の町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)である。この町は州認定のハイキング地である。

地理[編集]

位置[編集]

レムブルーフは、オスナブリュックブレーメンとの間、デュンマー自然公園内にあり、デュンマー湖ドイツ語版英語版東岸に面している。この町は、レムフェルデに行政機関を置いているザムトゲマインデ・アルテス・アムト・レムフェルデに属している。

歴史[編集]

13世紀ディープホルツ家ドイツ語版英語版の所領の南の境界の城がレムブルーフにあった。城は、主権の拡大によりレムフェルデに移されたのだが、レムフェルデ城の建設にあたって、不要となったレムブルーフ城 („Castrum Lewenbrock“) の資材が転用された。1305年にはまだレムブルーフ城が記録されているが、その後城の全ての遺構が取り壊された。

行政[編集]

議会[編集]

レムブルーフの町議会は11議席からなる[2]

首長[編集]

名誉職の町長マルガレーテ・シュリックは2006年からこの職にある。

文化と見所[編集]

デュンマー博物館

建築[編集]

レムブルーフの建造文化財リストには8件が登録されている。

博物館[編集]

デュンマー博物館は2003年に開館した。「ランドスケープ開発」、「動植物の世界」、「石器時代の集落」といったテーマでマルチメディアを使った常設展示が行われている。

公共スペースの芸術作品[編集]

  • レムブルーフの景観には、郡貯蓄銀行前に設置された彫刻家カール=ハインツ・フリードリヒの2つの芸術作品が寄与している。1つはブロンズ製で「フィッシュオッター」(直訳「カワウソ」)というタイトルがつけられている。
  • デュンマー博物館前に、インカ・ウツォーマのブロンズ・インスタレーション「ゼーゲル」(直訳:「帆」)が設置されている。この作品の前が彫刻の径「ディー・ジヒト」の終点である[3][4]
  • 前述の彫刻の径に続いて「ゼー・ジヒト」がある。この径は、デュンマー湖南東角のヒューデ内を終点としている[5]

年中行事[編集]

毎年8月の最終週末に大きなイベント「デア・デュンマー・ブレント」(直訳: デュンマー湖を燃やす)が開催される。このイベントはヒューデと1年ごとに交互に開催され、レムブルーフでは偶数年に開催される。土曜日の夜には、湖の真上で大規模な花火の打ち上げが行われる[6]

町のカーニバルクラブは、年に1度ダンメドイツ語版英語版のカーニバル・パレードに参加している。

経済と社会資本[編集]

1950年代の堤防工事完了後(1952年)から観光ブームが始まった。1948年にはすでに、グラヴィーデ川の河口沿いに印象的な萱葺き屋根の「時計付きの小塔」とボート用の桟橋があった。1957年に、この地域の「ハイマーシュッツシュティール」(直訳: 故郷保護様式)による大きな切妻造りの「ホテル・シュトラントルスト」が建設された。多くの改築を受けたにもかかわらず、その特徴は現在もはっきりと見ることができる。旧ボート港には1966年にクレーンが、1974年にシートパイリングの壁が設けられた。しかしその間にボート港「ゼーブリック」(ヨット学校の向かい)が拡張された。経済的には、デュンマー湖に関して最も重要なのは観光業であるが、造船所や魚の燻製工場も重要である[7]

マリッサ=パルクの完成した住居棟

レムブルーフ南部のデュンマー湖畔の476棟の住宅・別荘地「マリッサ=パルク」の建設は観光業界に強いインパクトを与えた。建設中のホリデーパークはかつてのショッデンホーフの敷地 18 ヘクタールに渡って広がっている。この施設は2021年に完成予定である[8][9]

交通[編集]

近郊保養地デュンマー湖へのアクセスに便利な鉄道ヴァネ=アイケル - ハンブルク線のレムブルーフ駅は1984年まで定期的に旅客列車が発着していた。この駅は現在、完全な貨物駅となっている[10]。町の東側すぐ近くを連邦道 B51号線(ディープホルツ - オスナブリュック)が通っている。

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ Landesamt für Statistik Niedersachsen, LSN-Online Regionaldatenbank, Tabelle A100001G: Fortschreibung des Bevölkerungsstandes, Stand 31. Dezember 2021
  2. ^ Wahl des Gemeinderates Samtgemeinde "Altes Amt Lemförde" - Gemeinde Lembruch am 12.09.2021”. 2021年12月25日閲覧。
  3. ^ “Diepholzer Skulpturenpfad „Die Sicht“ eingeweiht / Fortsetzung geplant - Verbindung zwischen Kunst und Natur”, Kreiszeitung.de, (2014-06-25), https://www.kreiszeitung.de/lokales/diepholz/diepholz-ort28581/diepholzer-skulpturenpfad-die-sicht-eingeweiht-fortsetzung-geplant-3653525.html 2021年12月25日閲覧。 
  4. ^ Skulpturenpfad "Die Sicht" - bikemap”. 2021年12月25日閲覧。
  5. ^ Skulpturenpfad SEE SICHT”. 2021年12月25日閲覧。
  6. ^ Der Dümmer brennt”. 2021年12月25日閲覧。
  7. ^ Otwin Skrotzki. “Lembruch”. 2009年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月25日閲覧。
  8. ^ “Marissa Ferienpark - Riesen Ferien-Resort am Dümmer geplant”, Weser Kurier, (2018-07-07), https://www.weser-kurier.de/niedersachsen/riesen-ferien-resort-am-duemmer-geplant-doc7e3y135t1tc7kkzsf5b?reloc_action=artikel&reloc_label=/region/niedersachsen_artikel,-riesen-ferienresort-am-duemmer-geplant-_arid,1746774.html 2021年12月25日閲覧。 
  9. ^ “Lemförde: Marissa Park sorgt für Impulse”, Niedersächsische Wirtschaft (Industrie- und Handelskammer Hannover), (2021-05-05), https://nw-ihk.de/2021/05/lemfoerde-impulse-tourismus-marissa-park/ 2021年12月22日閲覧。 
  10. ^ “VCD-Kreisverband Osnabrück kämpft weiter - Bahnhalt in Lembruch: „Reaktivierung wichtiger denn je“”, Kreiszeitung.de, (2020-02-04), https://www.kreiszeitung.de/lokales/diepholz/lemfoerde-ort48657/reaktivierung-wichtiger-denn-13520126.html 2021年12月25日閲覧。 

外部リンク[編集]