レグランド石

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レグランド石(Legrandite、レグランダイト)は、モース硬度4.5、比重4、へき開のない板柱状の黄色い結晶をもつ、砒酸塩鉱物化学組成は、Zn2(AsO4)(OH)H2O。

ベルギー人鉱業家ルグラン(Legrand)がメキシコペナ鉱山淡黄色の透明な結晶を見つけ、アダム鉱と同類なのか判別するため紫外線蛍光しないことと、1932年に鉱物学者に任せたが、記事掲載時点で関心はなかった。1962年、同国のオハエラ鉱山に、美しく黄色い大粒の同じ鉱物が大量多産に発見され、世界規模のマニアコレクターが殺到され、一時期は活気溢れた。オハエラ鉱山の鉱物産出が絶えて希少となった。

日本では岡山県新見市宮崎県西臼杵郡高千穂町に産出する。

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