コンテンツにスキップ

ラテン十字

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラテン十字

ラテン十字(ラテンじゅうじ)は、ギリシャ十字と並んでキリスト教で最も頻繁に用いられる十字の一つ。主に西方教会カトリック教会聖公会プロテスタント)を中心に用いられることから「ラテン十字」もしくは「ローマ十字」の名があるが、東方教会正教会東方諸教会)でも用いられる。

縦長に構成され、横木が軸木のやや上方に付けられている。

符号位置

[編集]
記号 Unicode JIS X 0213 文字参照 名称
U+271D - ✝
✝
LATIN CROSS
U+271E - ✞
✞
SHADOWED WHITE LATIN CROSS
U+271F - ✟
✟
OUTLINED LATIN CROSS
カトリック教会の入口は原則として西側にあり、長方形の身廊側廊を進むと奥(東側)に祭壇がある。図の灰色部分が袖廊で、全体で十字型平面となっている。

教会建築

[編集]

ヨーロッパの聖堂建築の平面は、ギリシャ十字型とラテン十字型に大別される。「長堂式」と呼ばれる長方形の堂に袖廊を付け、十字の平面としたのがラテン十字型である。求心的な空間を持つギリシャ十字型に対して、ラテン十字型の教会は祭壇に向かって奥行きのある空間となる。初期キリスト教建築以来、ノートルダム大聖堂 (パリ)(パリ)、サン・ピエトロ大聖堂(ローマ)、サグラダ・ファミリア(バルセロナ)を始め、西欧の聖堂建築はラテン十字型を採用するものが多い(バシリカの項も参照)。日本では明治学院礼拝堂が(昭和初期の増築後に)ラテン十字型となっているが、事例は少ない。

関連項目

[編集]