ユマニチュード

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ユマニチュード: Humanitude)とは、包括的ケアメソッドのひとつ[1]。ひろく用いられているが、特に高齢者認知症[2]患者において有用とされている。ユマニチュードとはフランス語で「人間らしさ」の意[3]

歴史[ソースを編集]

ユマニチュードは、フランスのイブ・ジネスト[4]とロゼット・マレスコッティ[5]により開発された。34年以上の歴史を持つ。

手法[ソースを編集]

ユマニチュードではまず評価を行う。

  1. 回復を目指す
  2. 機能を保つ(悪化しないようにする)
  3. 共にいる(そばに居て、穏やかに死を迎える)

といういずれの 段階にあるのか、評価する。

ケアの実施にあたっては

  1. 見つめること[2]
  2. 話しかけること[2]
  3. 触れること[2]
  4. 立つこと[2]

を基本として、これらを組み合わせて複合的に行う。 「見つめながら会話位置へ移動する」「アイコンタクトが成立したら2秒以内に話しかける」「言葉をかけながら、相手に静かに触れる」など、そのケアの内容は具体的である。150を超える具体的な技術があり、「人とは何か」という哲学に基づいて体系化されている。

効果・評価[ソースを編集]

看護・介護職にとっても、患者にとってもユマニチュードにより、ケア満足度が上昇したとの報告がある。[6]

注釈[ソースを編集]

  1. ^ ユマニチュード®とは?”. 2015年8月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e 150の技術から成る認知症ケア「ユマニチュード」”. 2015年8月23日閲覧。
  3. ^ イヴ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティ『「ユマニチュード」という革命』2016年、誠文堂新光社、4頁。
  4. ^ : Yves Gineste
  5. ^ : Rosette Marescotti
  6. ^ メディカル朝日: 43(2), 45-47.

外部リンク[ソースを編集]

参考書籍[ソースを編集]

  • ユマニチュード入門 (本田 美和子/イヴ・ジネスト/ロゼット・マレスコッティ・著) ISBN 978-4-260-02028-2
  • Humanitude(ユマニチュード)「老いと介護の画期的な書」 (イヴ ジネスト (著), ロゼット マレスコッティ (著), 本田 美和子 (監修), 辻谷 真一郎 (翻訳)) ISBN 978-4807264094
  • ユマニチュード 認知症ケア最前線 (NHK取材班, 望月 健 著) ISBN 978-4041018620