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ヤスナ・グラ修道院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヤスナ・グラ修道院Zespół klasztorny paulinów na Jasnej Górze)は、ポーランドチェンストホヴァにある、聖母マリアに捧げられたカトリック教会修道院である。ポーランド中から巡礼が訪れる。ヤスナ・グラの聖母と呼ばれる御絵(イコン)は奇跡的な力を持つとされており、ヤスナ・グラ修道院の最も貴重な宝とされている[1]

1382年オポーレ公ヴワディスワフ・オポルチクに招かれてハンガリーからやってきたカトリックの司教団が建設した。このあたりでは最も重要とされる聖母マリアのイコンがあるため、数百年にわたって巡礼地となっている。ヤスナ・グラの聖母は数々の奇跡を起こしてきたとされ、崇敬されている[2]。たとえば17世紀の大洪水時代スウェーデンに侵略された際、この修道院が包囲されたにもかかわらず奇跡的に残ったのは、このイコンが守ったからだとされている。この一件は軍事的には重要ではなかったが、これによってポーランドの抵抗が盛り上がった。ただしポーランド側は即座に戦局を盛り返したわけではなく、クリミア・ハン国との同盟後にスウェーデン側を撃退することができた。その直後の1656年4月1日、ポーランド王ヤン2世リヴィウの大聖堂で、神の母の庇護の下に国を捧げることを誓い、彼女を彼の王国の守護者にして女王とすることを宣言した。

脚注・出典

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  1. ^ Częstochowa Official Website”. © Urząd Miasta Częstochowy, Śląska 11/13, 42-217 Częstochowa. 2009年2月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年10月22日閲覧。
  2. ^ Jasna Góra”. © 1998-2008 Copyright by Klasztor OO. Paulinów Jasna Góra - Częstochowa. 2008年10月22日閲覧。

3. Kurpik, Wojciech (2008). "Częstochowska Hodegetria" (in Polish, summary in English, Hungarian). © Wydawnictwo Konserwatorów Dzieł Sztuki, Wydawnictwo Bernardinum, Łódź-Pelplin. pp. 302

外部リンク

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座標: 北緯50度48分45秒 東経19度05分50秒 / 北緯50.81250度 東経19.09722度 / 50.81250; 19.09722