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モンステラ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ホウライショウ属
マドカズラ(Monstera adansonii
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
: ホウライショウ属 Monstera
学名
Monstera Adans.[1]
タイプ種
Monstera adansonii Schott.
シノニム
  • Serangium Wood ex Salisb.
  • Tornelia Gutiérrez ex Schott
  • 本文参照

モンステラ属(モンステラぞく、学名:Monstera)とは、サトイモ科の属の一つ。和名はホウライショウ属熱帯アメリカ小アンチル諸島に40種ほどが分布する[2]タイプ種ホウライショウMonstera deliciosa[2]

特徴

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原産地では、大木の幹に絡み付いているツル性植物。薄暗いジャングルに生息するため、直射日光を嫌う。反面、耐陰性は強く、比較的に暗い場所でも育つ。乾燥にも比較的強い。葉に穴が開いたり、深裂(深い切れ込み)があったりと葉の形が面白いため、観葉植物として栽培されるものがある。Monsteraとは「奇怪な」という意味でmonsterと同じ語源。葉の形からこの名がつけられた。気根が発達している。一部の種は果実が食用となる。但し可食部分以外は、サトイモ科特有の有毒物質を含むので、注意が必要な有毒植物である。

単にモンステラという場合、下記のM. deliciosaを指すことが多い。同じ鉢でも、切れ込みが入っている古い葉と、入っていない新しい葉がある。

モンステラの葉をモチーフにしたモンステラ柄は、布地に用いられている。

主な種

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熟したモンステラ(鳳来蕉)の果実。うろこ状の表皮がむけると食用になる
葉は羽状深裂し穴がある。deliciosa「おいしい」の名がしめすように果実は食用になり、パイナップルバナナを混ぜたような味。ただし、他のサトイモ科同様にシュウ酸カルシウムを含んでいるためよく完熟させないと食べられないうえ、完熟させても口内が痛くなることがある。
葉は全縁(切れ込みなし)で穴がある。

脚注

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  1. ^ Monstera Tropicos
  2. ^ a b Acevedo-Rodríguez and Strong (2005), p. 36

参考文献

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外部リンク

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