ムーブメント (プロレス)

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MOVEMENT(ムーブメント)は、かつて全日本プロレスに存在したユニットである。

経歴[編集]

1998年8月、当時、全日本プロレス内のユニット「GET」に所属していたジョニー・エースが仲間の小橋健太と決別し、ジョニー・スミス、ウルフ・ホークフィールド(現・ジム・スティール)と共に新たにユニット「ムーブメント」を結成した。ユニット結成に関しエースは「GETでは小橋と同等だったのに、今は小橋が上に見られている。外国人のトップもいつまでハンセンなんだ?オレが外国人のトップになる為ニュームーブメントを起こす」と、小橋に対してのジェラシーと、当時四天王プロレス全盛の全日本における外国人レスラーの復権と世代交代を掲げていた。

同年11月の世界最強タッグ決定リーグ戦には、「スティーブ・ウィリアムスをKOした男」として一躍有名となったバート・ガン(後のマイク・バートン)が来日。エースとタッグを結成しリーグ戦を盛り上げた。その後もガンが継続参戦を表明したため、そのままメンバーとなった。

1999年6月9日にはエース&ガン組が小橋&秋山準組を破り、世界タッグ王座を獲得。

2000年6月の全日本分裂時にエースが事実上の引退をしたことによりユニットは消滅した。その後、マイク・バートンとウルフ・ホークフィールドはタッグを継続している。

エースが掲げた外国人レスラーの復権は、皮肉にもムーブメント結成直後に全日本に参戦したベイダー一人の活躍(ハンセンとの平成超獣コンビ、三冠ヘビー級王座獲得、チャンピオン・カーニバル優勝)により実現した。

メンバー[編集]

戦績[編集]

全日本プロレス

関連項目[編集]