ムシモンオオクワガタ

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ムシモンオオクワガタ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目 Coleoptera
亜目 : カブトムシ亜目 Polyphaga
上科 : コガネムシ上科 Scarabaeoidea
: クワガタムシ科 Lucanidae
亜科 : クワガタムシ亜科 Lucaninae
: クワガタ属 Dorcus
亜属 : オオクワガタ亜属
subgen. Dorcus
: ムシモンオオクワガタ D. musimon
学名
Dorcus musimon
Gene, 1836
和名
ムシモンオオクワガタ
ムシモンオオクワガタ
飼育中のムシモンオオクワガタの雌雄

ムシモンオオクワガタ (Dorcus musimon) は、コウチュウ目クワガタムシ科クワガタ属オオクワガタ亜属の1であり、オオクワガタの仲間では小型種である。

形態[編集]

体長はオスが19 - 28mm、メスが18 - 23mm

パラレリピペドゥスオオクワガタに似ているが、光沢があり、オスの上翅には弱い縦スジがあり、メスの上翅には明確な縦のスジがある。

オスの大型個体では大アゴ付け根の近くに突起が存在する。

分布[編集]

コルシカ島サルデーニャ島アフリカ北部

生態[編集]

個体数はやや少ない。

幼虫はやや湿度の高い環境を好む。

  • イタリア本土には生息しておらず、イタリアではサルディーニャ島のみとなる。

おそらく、本土にはパラレリピペドゥスオオクワガタがいるからだろう。

野外では比較的にパラレリピペドゥスのほうが大きいため、ムシモンは追いやられる。

参考文献[編集]

  • 「世界のオオクワガタ大特集」『ビー・クワ』No. 16、2005年。 
  • 「世界のドルクス大特集」『ビー・クワ』No. 20、2006年。