ミルフォード・サウンド

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ミルフォード・サウンドの位置
ミルフォード・サウンド
ミルフォード・サウンドの位置

ミルフォード・サウンドMilford Sound)はニュージーランドの南島の南西部のフィヨルドランド国立公園に位置するフィヨルドテ・ワヒポウナムの一部としてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されている。別名として、ピオピオタヒ(Piopiotahi、マオリ語で「一羽のツグミ」)と呼ばれる。

ミルフォード・サウンドはウェールズにあるミルフォード・ヘーブンにちなんでつけられた名前である。

概要[編集]

ミルフォード・サウンド

ミルフォード・サウンドはタスマン海から15キロ内陸まで続いており、1200メートル以上の断崖絶壁に囲まれている。鬱蒼と茂った多雨林がその絶壁に生えている一方で、そのしたの海中にはアザラシペンギンイルカなどが頻繁に出現し、稀にではあるがクジラの目撃もある。フィヨルドランドはかつて、捕鯨とアザラシの拠点であった。

この自然の美しさに引かれて、毎日何千人もの観光客が訪れる。ミルフォード・サウンドは、年間7000-8000mmもの降水量があり一年の3分の2は、雨が降る。その度にいくつもの一時的な滝を形成する。中には1000mを越える滝もある。この雨は時にフィヨルドの崖の土壌がゆるませ、観光客に取っては危険な状況を作り出すことがあるが、逆に多雨林の生育に良い環境を作り出し、多雨林が集中して自生する場所を作り出すこともするのである。このような多雨林の集中地帯はミルフォード・サウンド内の幾つかの場所で確認することが出来る。

石油の流出事件[編集]

2004年2月8日、13,000リットルの軽油が2キロメートルも流出しているのがミルフォード・サウンドで確認された。その後2日の精力的なクリーンアップ作戦の間、ミルフォード・サウンドは閉鎖された。これは明らかに観光船が流出したものであったため、多方面の政府関係者が観光による環境破壊を懸念した。このように近年では環境破壊が問題になっている。

交通[編集]

船でのアクセスも可能である。

外部リンク[編集]

座標: 南緯44度40分30秒 東経167度55分46秒 / 南緯44.67500度 東経167.92944度 / -44.67500; 167.92944