マット・マレンウェッグ

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マット・マレンウェッグ
Matt Mullenweg
大阪にて(2014年)
生誕 (1984-01-11) 1984年1月11日(40歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国テキサス州ヒューストン
職業 Automattic 創業者CEO[1]、CBBQTT[2]
Mobius Ltd プリンシパル[3]
WordPress Foundation リードプログラマー
著名な実績 WordPress, Automattic & Mobius Ltd.
公式サイト ma.tt
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マシュー・チャールズ・"マット"・マレンウェッグMatthew Charles "Matt" Mullenweg1984年1月11日 - )は、アメリカ合衆国実業家2008年スティーブ・ジョブススティーブ・バルマージェフ・ベゾスらとともに、ビジネスウィークが選定した「インターネットで最も影響力のある25人」に選ばれ、マレンウェッグは24歳で最年少であった[4]。現在、Automattic社のCEOWordPress Foundationが運営するオープンソースコンテンツ管理システム (CMS) である「WordPress」の開発者

マレンウェッグはヒューストン大学に通い政治学を専攻したが、CNET Networks社での仕事に従事する為2004年に退学した[5]。2005年後半に CNET Networks社を退社し、Automattic社を設立。Automattic社は WordPress.com(無料のWordPressブログ等を提供)の他、AkismetGravatar、VaultPress、IntenseDebate、Polldaddy等のサービスを運営している。マレンウェッグの個人ブログ"ma.tt"はドメインハックである。

2005年以降、マレンウェッグはカナダのNorthern Voice、世界中で開催されているWordCamp、SxSW、BogWorld Expo、Greek Blogger Camp、 Yahoo TechDev Talk、 Web 2.0 Submit、 YCombinator's Startup School、 Le Webなど、カンファレンスやイベントにて多数の講演を行っている

マレンウェッグは通っていたHigh School for the Performing and Visual Artsでジャズサクソフォーンを学んだ[6]。また、マレンウェッグはDvorak配列のユーザーでもあり、1分間に120ワード以上タイプすることができる[7]

経歴[編集]

マレンウェッグは2002年6月、ナショナル・フェド・チャレンジ(高校生向けの学術競技会)に参加したあと、ワシントンD.C.旅行の写真を管理する目的でブログソフトウェア「b2」を利用し始めた。彼はタイポグラフィやパーマリンクに関するマイナーな貢献を行った。

b2は開発が終了するが、数ヶ月後の2003年1月、マレンウェッグはWEB標準や、自分自身の要望に合うものにforkすることを自身のブログで発表し、マイク・リトルと共同でWordPressの開発をはじめる。この発表を見て、オリジナルのb2の開発者であったen:Michael Valdrighiも加わる。このときマレンウェッグは19歳であり、ヒューストン大学政治学専攻の1年生であった。

5月27日、WordPress0.70がリリースされる。

慈善活動[編集]

マレンウェッグはArchive.org、Electronic Frontier Foundation、Free Software Foundation、Long Now、Innocence Projectを含む幾つかの慈善団体を支援しており、Grist.orgの理事会に名を連ねている他、WordPress Foundationの設立者/取締役であり、企業以外では唯一Apacheソフトウェア財団のプラチナスポンサーである。

脚注[編集]