ボートル・スケール
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ボートル・スケール (The Bortle scale ) は、ある地域の夜天光の明るさを測るための9段階の数値スケールである。どの程度の明るさの天体が観測できるか、また光害の悪影響がどのくらいあるかを計量することができる。
アメリカのアマチュア天文家ジョン・E.ボートルによって、スカイ&テレスコープ誌2001年2月号に、アマチュア天文家が天体観測場所の空の暗さを評価するのを助け、また観測地毎の空の暗さを比較するための尺度として公表された。ボートル・スケールは、地球上で最も暗い夜空であるクラス1から都市中心部のクラス9までの9段階で示され、肉眼で見ることができる星の明るさ(NELM)の目安にもなる[1]。
階級表[編集]
以下の表は、ボートルの記述の要約である。
クラス | タイトル | NELM | 描写 |
---|---|---|---|
1 | 優れた光害フリーの土地 | 7.6-8.0 | |
2 | 代表的な真に空が暗い土地 | 7.1-7.5 |
|
3 | 田舎の空 | 6.6-7.0 | |
4 | 田舎と郊外の境 | 6.1-6.5 |
|
5 | 郊外の空 | 5.6-6.0 |
|
6 | 明るい郊外の空 | 5.1-5.5 |
|
7 | 郊外と都市部の境 | 4.6-5.0 |
|
8 | 都市部の空 | 4.1-4.5 |
|
9 | 都心部の空 | 4.0 |
関係項目[編集]
- 光害
- アマチュア天文学
- スカイ&テレスコープ (S&T)
外部リンク[編集]
出典[編集]
- ^ a b Bortle, John E. (2001年2月). “The Bortle Dark-Sky Scale”. スカイ&テレスコープ. Sky Publishing Corporation. 2014年6月10日閲覧。