ホールズギャップ
ホールズギャップ ビクトリア州 | |
---|---|
座標 | 南緯37度07分 東経142度33分 / 南緯37.117度 東経142.550度座標: 南緯37度07分 東経142度33分 / 南緯37.117度 東経142.550度 |
人口 | 430[1] |
郵便番号 | 3381 |
位置 | |
地域自治体 | Shire of Northern Grampians |
州選挙区 | Ripon |
代議院選出地区 | Wannon |
ホールズギャップ (Halls Gap) はオーストラリア・ビクトリア州の西地域の人口430人(2016年)の小さな町で、グランピアンズ国立公園の観光拠点である。州都メルボルンの256キロメートル西にあり、車で約3時間かかる。
歴史
[編集]オーストラリアの原住民であるアボリジニはオーストラリアの各地に約5,000年前から住んでいた。
1830年代に最初の欧州人がこの地を探検する。
1841年、欧州人のチャールズ・ホール(Charles Browning Hall)が、牛の牧草地を求めて最初にこの地に定住し、大きな農場を設けた。その場所は、グランピアンズのすぐ東、原住民(Tjapwurong族)が "Mokepilli"と呼ぶ場所だった。
ある日、チャールズ・ホールは、アボリジニの歩く道をたどり、山と山のすき間(gap、ギャップ)のような土地を見つけた。そこは、現在、ホールズギャップの街がある土地だが、そこで、アボリジニの部族(Jardwa族かBuandik族)に出会い、大牧場にした[2]
ホールズギャップは一時期、牛泥棒の牛置き場に使われたが、その後、羊の牧場になった。1860年代に、近くの街・スタウェル(Stawell)で金が見つかり、人々が集まりはじめ、周辺の街ホールズギャップにも人が来るようになった。
1876年、ホールズギャップに最初の商店がオープンし、1890年代に労働者の宿舎や学校が設けられた。1893年2月3日に郵便局が開設され、1896年に閉鎖されたが、1902年、再開された。
現在
[編集]現在のホールズギャップは、グランピアンズ国立公園の観光拠点として観光産業の街である[3]。約20軒の宿泊施設があり、パブ、レストラン、カフェ、スーパーマーケット、商店がある。
宿泊施設はホテルだけでなく、キャラバンパークやユースホステル(Halls Gap Grampians YHA)など多様である。国立公園インフォメーションセンターとアボリジニ文化センターを兼ねた施設・ブランバク(Brambuk)もある。
ホールズギャップ動物園(Halls Gap Zoo)は、街の中心から7㎞離れている。ゴルフ場(ホールズギャップ・ゴルフクラブ、Halls Gap Golf Club)も近郊にある。
交通
[編集]ホールズギャップは、グランピアンズロード(Grampians Road)にある。ビクトリア州都のメルボルンの256キロメートル西にあり、道路は舗装されており、約3時間の快適なドライブで到着できる。
公共の乗り物だと、電車とバスがある。参考までに、メルボルンからV/Line Coachを利用する例をあげる(2013年4月7日時点)。メルボルンからアララット駅(Ararat Station)まで電車で約2時間10分。乗り換えて、バスでスタウェル駅(Stawell Station)まで約25分。乗り換えて、バスでホールズギャップまで約34分。待ち時間を含め、合計3時間半である。
ウォーナンブール (ビクトリア州)から、クリスチャンズ(Christian's Bus Company)のバスもある。
ホールズギャップに飛行場はない。最短の飛行場は90㎞離れたハミルトンの飛行場になる。
引用文献
[編集]外部リンク
[編集]ウィキメディア・コモンズには、ホールズギャップに関するカテゴリがあります。