ベニイロリュウケツジュ

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ベニイロリュウケツジュ
Dragons Blood Tree, Socotra Island (10941931846).jpg
保全状況評価[1]
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
IUCN 3.1
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: キジカクシ目 Asparagales
: キジカクシ科 Asparagaceae
亜科 : スズラン亜科 Nolinoideae
: ドラセナ属 Dracaena
: D. cinnabari
学名
Dracaena cinnabari Balf.f.
和名
ベニイロリュウケツジュ
英名
Socotra dragon tree
dragon’s blood tree

ベニイロリュウケツジュDracaena cinnabari Balf.f.[2]あるいはソコトラ・ドラゴンツリー[3]英語: Socotra dragon tree)とはキジカクシ科ドラセナ属の植物の一つで、インド洋の西端、紅海の入り口付近に浮かぶソコトラ島の固有種である[2]。種小名 cinnabari は「竜血の」を意味する。この種の樹皮から採れる赤い樹脂(竜血)は古代から地中海世界にもよく知られ、同島の重要な輸出品であった。

同属のリュウケツジュD. draco)よりもさらに乾燥した気候に適応している。ソコトラ島はほとんど雨が降らないが、季節と場所によっては朝になると霧が発生する。その際、密生した葉に結露が生じ、その水を滴下させ、根から吸収して育つという。

特徴[編集]

高さは3-4メートルで、枝葉は剪定されたかのように揃えられ、キノコ状となっている[4]

保全状況[編集]

放牧されているヤギに食害されるため、若木はほとんど残っておらず、絶滅の危機に瀕している。そのため、近年では石などで保護した上での栽培が試みられている[5]

脚注[編集]

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  1. ^ Miller, A. (2004). Dracaena cinnabari. The IUCN Red List of Threatened Species 2004: e.T30428A9548491. doi:10.2305/IUCN.UK.2004.RLTS.T30428A9548491.en, Downloaded on 13 June 2018.
  2. ^ a b IUCN(国際自然保護連合)編、岩槻邦男・太田英利 訳『IUCNレッドリスト 世界の絶滅危惧生物図鑑』丸善出版、2014年、273頁。978-4-621-08764-0(原典: Species of the Day: Dragon's Blood Tree. 2018年6月21日閲覧。)
  3. ^ コリン・リズデイル、ジョン・ホワイト、キャロル・アッシャー 著、杉山明子、清水晶子 訳『知の遊びコレクション 樹木』新樹社、2007年、126頁。978-4-7875-8556-1(原書: Eyewitness Companion Trees, Dorling Kindersley, London, 2005.)
  4. ^ 特集「ソコトラ諸島」 (TBSテレビ:THE世界遺産)。2018年6月21日閲覧。
  5. ^ 世界ふしぎ発見!』「ソコトラ島へ初取材!!3つの世界共存の謎孤島」 TBS / 2010年10月9日放送

関連項目[編集]

外部リンク[編集]