ブループ

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座標: 南緯50度00分00秒 西経100度00分00秒 / 南緯50.000000度 西経100.000000度 / -50.000000; -100.000000

ブループのスペクトログラム

ブループ (bloop) は、海中で観測された発生原因不明の低周波音波である。

観測[編集]

アメリカ海洋大気庁のウェブサイトより。

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ブループが、アメリカ海洋大気庁によって発見されたのは、1997年のことである。この音は、南緯50度、西経100度付近のどこかで鳴っているのではないかとされており、時々、水中マイクSOSUSで感知されている[1]

ブループにはヒトの聴覚では知覚できない超低周波も含まれており、また、大変強い音であるという。

解釈[編集]

この音の発生原因は判ってない。

アメリカ海洋大気庁のクリストファー・フォックス Christopher Fox によれば、この音が爆弾や潜水艦などによる人工音であるとも思えないし、火山や地震のような既知の自然現象による音とも思えない。ただし、フォックスは、もしかしたら南極の氷が崩落した時の音かもしれないとも考えている[2]

ブループは、どちらかと言えば生物が発生させる音に似ているが[3]、こんな音を出る生物は知られていないし、また、とても強い音を出すことで知られているシロナガスクジラが出した音よりも、時々ブループの方が強いので[4]、生物由来説は疑わしい。

海洋の発生原因不明の音[編集]

海洋においては、ブループ以外にも発生原因不明の音が観測されている。例えば、アプスウィープウィスルスローダウントレインユリアといった音が挙げられる。

出典[編集]

  1. ^ "Acoustics Monitoring Program".
  2. ^ "Scientists tune in to sounds of the sea". CNN. 2001-09-07.
  3. ^ David Wolman (2002-06-15). "Calls from the deep". New Scientist.
  4. ^ "Animal Records". Smithsonian National Zoological Park.