ブリテンズ・ゴット・タレント

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Britain's Got Talent
ジャンル 双方向リアリティタレント番組
企画 サイモン・コーウェル
出演者 アント&デック
サイモン・コーウェル
アマンダ・ホールデン
アリーシャ・ディクソン
デヴィッド・ウォリアムス
製作
製作総指揮
  • ナイジェルホール
  • リーマクニコラス
  • アメリアブラウン
  • リチャードホロウェイ
プロデューサー
  • マットバンク
  • チャーリー・アーウィン
  • ポールジョーンズ
  • 制作 サイコ・エンタテインメント
    テムズ
    放送
    放送国・地域イギリスの旗 イギリス
    放送期間2007年6月 - 放送中
    放送時間放送内容によって異なる
    回数184
    ITV.com
    テンプレートを表示

    ブリテンズ・ゴット・タレント: Britain's Got Talent、略称BGT[1][2][3])は、イギリスのテレビ局ITVで放送されている公開オーディション番組。

    概要[編集]

    優勝者にはロイヤル・バラエティー・パフォーマンス英語版の出演権利と賞金25万ポンドが授与される。本番組は2025年まで契約を更新している。

    選考方法[編集]

    プロデューサーによるオーディション(Producers' auditions)[編集]

    全英各地でプロデューサーが分担して行なう一般選考。放送には含まれない。イギリスはもとより世界各国から応募者が殺到するため、オーディションのステージに立てるものはごく僅かで、ここで合格した参加者たちが、観客を入れた舞台上で行われる番組審査に参加できる[4]

    審査員によるオーディション(Judges' auditions)[編集]

    全英各地の会場で観客を入れて行なわれる二次選考。1シーズンの初回から数回はこの模様が放送される。審査は2011年までは3人、2012年以降は4人の著名な審査員により行なわれ、演技終了後に審査員から過半数の「YES(合格)」を得ると次の段階に進むことができる。ただし審査員1人につき赤いブザーが置かれており、ブザーを押すと舞台上部に設置されるXライトが赤く点灯。審査員全員のライトが点灯した場合は、その瞬間演技は途中で強制的に打ち切られ、失格となる。

    合格者の中から、審査員は準決勝進出者を絞り込み決定する。

    ゴールデン・ブザー(Golden Buzzer)

    シーズン8から導入された、審査員テーブルの中央に1つだけ置かれた金色のブザーボタン。これが押されるとステージの背景や照明が青を基調としたものから金色に変わり、金色の紙吹雪が舞う。これを押された参加者は審査員選考が免除され、準決勝進出が確定するというシステムである。これは、審査員にとって最も印象に残った演技に対する最高評価をしたいという意思表明の意味や、観客に称賛された参加者の象徴という意味合いがある。また、ゴールデン・ブザーを押せるのは各審査員と司会者が1シーズンにつき1度だけという決まりになっている。ただし、シーズン16(2023年)は特例が幾度も起き、8回も押される異例の事態となった(サイモン・ブルーノ各2回、他審査員・司会1回ずつ・審査員全員で1回)。

    生放送(Live shows)[編集]

    準決勝以降は準決勝、決勝の2段階で優勝者を決定し、いずれも基本的に生放送で行われる。

    準決勝では40組が出場し、8組ずつ5グループに分かれて争い、各グループ2組ずつの計10組に加え後述のワイルドカードが決勝に進出する。1回の放送で1グループずつの準決勝が行われる。準決勝以降の順位決定方法は、審査員による審査ではなく、視聴者による投票で行われる。審査員はオーディションと同様ブザーボタンを押すことができ、4人全員が押した場合は舞台演技途中で強制終了となる。全員の演技終了後に視聴者投票を行い、その後結果発表を行う。得票数1位はその場で決勝進出決定。2位と3位は舞台上に残された後、審査員が1人ずつ口頭でどちらかの出場者へ投票し、多くの票を獲得した方(同数の場合は視聴者投票2位)が決勝進出となる。

    また、準決勝で敗退した出場者の中から審査員がワイルドカードとなる出場者を選考し、選ばれた出場者は復活で決勝進出となる。過去には視聴者投票でワイルドカードを決定した回もある。

    決勝では、準決勝で披露したものとは異なる、または強化した演技を行う。決勝も視聴者投票により優勝者を決定する。審査員はブザーボタンやコメントを行う程度で、投票には参加しない。

    歴代シーズン[編集]

    シリーズ 初回 最終回 優勝 準優勝 司会 審査員 ゲスト審査員
    1 2007年6月9日 6月17日 ポール・ポッツ 該当なし アント&デック サイモン・コーウェル
    アマンダ・ホールデン
    ピアーズ・モーガン
    N/A
    2 2008年4月12日 5月31日 ジョージ・サンプソン英語版 Signature
    3 2009年4月11日 5月30日 ダイバーシティ英語版 スーザン・ボイル ケリー・ブルック (マンチェスターオーディション)
    4 2010年4月17日 6月5日 スペルバウンド英語版 ツイスト&パルス英語版 ルイ・ウォルシュ (バーミンガムオーディション)
    5 2011年4月16日 6月4日 ジャイ・マクドウォール英語版 ロナン・パーク アマンダ・ホールデン
    マイケル・マッキンタイア英語版
    デビッド・ハッセルホフ
    サイモン・コーウェル(ライブショーのみ出演)
    ルイ・ウォルシュ(ロンドンオーディション)
    6 2012年3月24日 5月12日 Ashleigh & Pudsey Jonathan & Charlotte サイモン・コーウェル
    アマンダ・ホールデン
    アリーシャ・ディクソン英語版
    デヴィッド・ウォリアムス
    カルメン・エレクトラ (ロンドンオーディション)[5]
    7 2013年4月13日 6月8日 Attraction Jack Carroll N/A
    8 2014年4月12日 6月7日 Collabro Lucy Kay アント&デック(マンチェスターオーディション初日)
    9 2015年4月11日 5月31日 Jules O'Dwyer & Matisse Jamie Raven N/A
    10 2016年4月9日 5月28日 リチャード・ジョーンズ Wayne Woodward Kathleen Williams
    11 2017年4月15日 6月3日 Tokio Myers Issy Simpson N/A
    12 2018年4月14日 6月3日 Lost Voice Guy Robert White
    13 2019年4月6日 6月2日 Colin Thackery X (Marc Spelmann)
    14 2020年4月11日 10月10日 Jon Courtenay Sign Along with Us Ashley Banjo(コーウェルの代役としてライブショーから参加) Sign Along with Us Steve Royle 8.17
    15 16 April 2022 5 June 2022 Axel Blake Jamie Leahey Tom Ball 6.36
    16 15 April 2023 4 June 2023 Viggo Venn Lillianna Clifton サイモン・コーウェル
    アマンダ・ホールデン
    アリーシャ・ディクソン英語版
    ブルーノ・トニオーリ
    Cillian O’Connor TBA
    Notes
    1. ^ In addition to the cash prize, winners also earn the opportunity to perform at the Royal Variety Performance in the year they win.
    2. ^ The results of this series' final did not declare who was in 2nd and 3rd place amongst the other finalists.
    3. ^ The average viewing figures for the thirteenth series do not include roughly a quarter of those broadcast, as official sources did not disclose their figures following their broadcast.

    脚注[編集]

    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]