フルート協奏曲第2番 (ヴァインベルク)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フルート協奏曲第2番 作品148は、ミェチスワフ・ヴァインベルク1987年に作曲したフルート協奏曲1961年に作曲されたフルートと弦楽のための協奏曲に続く2番目の作品である。

概説[編集]

ロシア国内での初演は不明だが、ロシア国外における初演は、2001年1月23日スウェーデンボロースにて、アンデシュ・ユーンヘルの独奏により行われた。曲はアレクサンドル・コルネイエフに献呈されている。 演奏時間は約20分。

楽器編成[編集]

独奏フルートオーボエクラリネット3、ファゴット2、ホルン3、ティンパニ打楽器ハープ8、ピアノヴァイオリンアルトチェロコントラバス

構成[編集]

急-緩-急の3つの部分からなる。

  1. Allegro
  2. Largo
  3. Allegretto – Andante molto ritenuto – largo

作風としてはショスタコーヴィチ風であり、第3楽章ではバッハ管弦楽組曲第2番グルック精霊の踊り等が引用されている。

参考文献[編集]

  • CD解説:(フルート独奏アンデシュ・ユーンヘル、トルド・スヴェードルンド指揮 エーテボリ交響楽団シャンドス、フルート協奏曲第1番、クラリネット協奏曲とのカップリング)