フォルズ・ペン・スレフ

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フォルズ・ペン・スレフ
Ffordd Pen Llech
Ffordd Pen Llech (geograph 3284561).jpg
全長0.2 mi[1] (0.3 km)
所在地ハーレックグウィネズウェールズ
郵便番号LL46 2YL
南端Twtil
北緯52度51分33秒 西経4度06分28秒 / 北緯52.85929度 西経4.10779度 / 52.85929; -4.10779
北端Hwylfar Nant
北緯52度51分42秒 西経4度06分28秒 / 北緯52.86177度 西経4.10768度 / 52.86177; -4.10768
フォルズ・ペン・スレフの位置(グウィネズ (ウェールズ)内)
フォルズ・ペン・スレフ
ハーレックのフォルズ・ペン・スレフの位置
急勾配の警告標識

フォルズ・ペン・スレフウェールズ語:Ffordd Pen Llech)は、北ウェールズスノードニア英語版国立公園内のハーレックの道路である。勾配が37.45%で、[2][3]世界一急な[4][5]としてギネス世界記録に登録された。

概要[編集]

フォルズ・ペン・スレフは、世界遺産ハーレフ城を囲む2つの道路のうちの1つで、カンブリア線英語版の鉄道駅、住宅、キャンプ場と高台の町の中心部を結ぶ。城の北側の最も急な部分の勾配は1:2.73になり[6]36.6%に相当するが、イギリスの道路当局はドライバーの混乱を避けるため標識には通常10%刻みの数値を用いるため[7]、現地には40%の道路標識が建てられている。

この通りの大部分は一車線であり、対向車と鉢合わせになって発進できなくなるトラブルを考慮し、北半分は下り一方通行となっている[8]

2019年7月15日、それまで世界一の急坂として登録されていたニュージーランドダニーデンボールドウィン・ストリートを抜いてギネス世界記録に登録された[9][10][11]。ギネス世界記録は10mの区間の測定に基づいて認定されるが、フォルズ・ペン・スレフの当該区間沿いには建物はない。

The World Atlasは以前、ペンシルベニア州ピッツバーグカントンアベニュー英語版を最も急な坂としていた[12]。フォルズ・ペン・スレフとは異なりカントンアベニューは住宅街であり、家は急坂に沿って建てられ、道路は双方向の通行に供される。

はまれぽ.comの調べでは、日本の神奈川県横浜市鶴見区内の坂で39.7%の勾配が計測されている[13]

観光[編集]

フォルズ・ペン・スレフは観光地のハーレフ城に近く、距離も50mほどと短いことから急坂を求めるサイクリストに人気がある[14]。下り一方通行の規制は自転車にも適用され[15]、自転車でこの坂を登ることは交通違反となるため[16]、近隣の勾配25%の道に迂回する必要がある[17]

語源[編集]

ウェールズ語の単語のPenは頂上、Llechは岩を指す。フォルズ・ペン・スレフの名称は、「岩の頂上への道」を意味する[18]

脚注[編集]

  1. ^ Driving directions to Ffordd Pen Llech”. Google. 2013年10月15日閲覧。
  2. ^ Dunedin's Baldwin St loses battle for steepest street to Welsh town”. Radio New Zealand. Radio New Zealand (2019年7月16日). 2019年7月16日閲覧。
  3. ^ “Harlech street takes record as steepest in the world”. BBCニュース. (2019年7月16日). https://www.bbc.com/news/uk-wales-48992331 
  4. ^ Rob Ainsley (2008年6月). “50 Quirky Bike Rides > 28 Ffordd Pen Llech”. Eye Books. 2013年10月15日閲覧。
  5. ^ Around the network – Facts and figures”. Roads UK. 2013年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月16日閲覧。
  6. ^ Dr. Richard M. Green. “Road records”. Department of Mathematics, University of Colorado. 2013年10月16日閲覧。
  7. ^ Traffic Signs Manual – Warning Signs (pdf)”. The Stationery Office. p. 27. 2013年10月16日閲覧。
  8. ^ https://www.cnn.com/travel/article/welsh-town-world-steepest-street-intl-scli/index.html
  9. ^ McNeilly, Hamish (2019年7月16日). “A day of ups and downs for the king of Baldwin St”. Stuff.co.nz. https://www.stuff.co.nz/travel/news/114262658/another-blow-for-nz--dunedin-loses-worlds-steepest-street-titleh 2019年7月16日閲覧。 
  10. ^ Morris, Chris (2019年7月16日). “Dunedin loses steepest street title”. Otago Daily Times. https://www.odt.co.nz/news/dunedin/dunedin-loses-steepest-street-title 2019年7月16日閲覧。 
  11. ^ Morris, Chris (2019年7月16日). “Dunedin's Baldwin Street loses steepest world title: Why residents are celebrating”. New Zealand Herald. https://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=12249979 2019年7月16日閲覧。 
  12. ^ https://web.archive.org/web/20170309150348/https://www.worldatlas.com/articles/steepest-streets-in-the-world.html
  13. ^ 【ギネス記録!】横浜で一番急な坂はどこ? 2020年・立春 ~鶴見区北寺尾で歓喜のダッシュ編~”. はまれぽ.com (2020年2月7日). 2020年2月8日閲覧。
  14. ^ Strava Segment – Ffordd Pen Llech”. Strava, Inc. 2013年10月17日閲覧。
  15. ^ The Highway Code – Rules for cyclists – Rule 69”. Gov.uk. 2019年9月11日閲覧。
  16. ^ Hill no 89 – 92 Fford Penllech”. Simon Warren (2012年3月20日). 2013年10月17日閲覧。
  17. ^ Twtil, Harlech”. Google. 2013年11月2日閲覧。
  18. ^ Charnock, R. S. Local Etymology: A Derivative Dictionary of Geographical Names, 1859, p.205