ピクト語

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ピクト語
話される国 スコットランド
消滅時期 西暦900年頃
言語系統
言語コード
ISO 639-1 なし
ISO 639-3 xpi
Linguist List xpi
Map Gaels Brythons Picts.png
5世紀のブリテン諸島の言語分布。青がピクト語、緑がゲール語、赤がブリソン諸語。
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ピクト語(Pictish)は、中世初期スコットランドピクト人によって話されていた言語

概要[編集]

古代から中世にかけて消滅した言語で、その記録は限られており不足している。しかし、その地名や人名の証拠から、島嶼ケルト語に属するブリソン諸語と関係していたことが指摘される。いっぽうで非印欧語族の言語(先印欧語)であるとする説も少数の学者によって主張されている。ピクト人は5世紀頃からゲール語の影響を受け始め、11世紀頃までにピクト語はスコットランド・ゲール語置き換えられた。

系統[編集]

8世紀ベーダイングランド教会史では、ピクト語はブリトン語ともアイルランド語とも英語とも異なる言語とされている。ピクト語の系統は決定していないが、今までに提案された説として、以下のものがある。

ピクト語の影響を受けたと考えられているスコットランド・ゲール語は、アイルランド・ゲール語と異なってかなりの量のブリトン語系借用語を持っており、さらに構文にもブリトン語との類似点がある。

仮に先印欧語であれば、バスク語と同系統とする説もある[1]

脚注[編集]