コンテンツにスキップ

パスピエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パスピエ

パスピエ仏語:passepied)は、17世紀から18世紀の古典舞曲。また、ダンス[1]

総説

[編集]

ブルターニュに起源を発し、17世紀にパリで大流行した。ルイ14世 (フランス王)が好んで踊ったといわれる[1]。「パスピエ」という語は、passa-piedないしはpasse-piedが語源で、「通行する足」の意味であり、この舞曲に特徴的な軽やかなステップを言い表すものだった。古い時代は、8分の3拍子ないしは8分の6拍子の速い旋舞であり、性格的にジグカナリー (ダンス)フランス語版英語版に近かった。ドビュッシーの『ベルガマスク組曲』の終曲「パスピエ」は、行進曲調の踏み踊りとして作曲されている。

当時の英語では、当時のフランス語からの音訳である「パスピー」 (paspy) という語が使われたが、これは現代英語としては通用しない。

作例

[編集]
  • ヨハン・ゼバスティアン・バッハイギリス組曲 第5番 ホ短調 BWV810』第5曲 ロンドーによるパスピエI 第6曲 パスピエII
  • ヨハン・ゼバスティアン・バッハ『パルティータ 第5番 ト長調 BWV829』第6曲 パスピエ
  • ヨハン・ゼバスティアン・バッハ『フランス風序曲 ロ短調 BWV831』第5曲 パスピエI 第6曲 パスピエII
  • ヨハン・ゼバスティアン・バッハ『管弦楽組曲 第1番 ト長調 BWV1066』第7曲 パスピエI II
  • クロード・ドビュッシー『ベルガマスク組曲』第4曲 パスピエ

脚注

[編集]