パスピエ
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総説
[編集]ブルターニュに起源を発し、17世紀にパリで大流行した。ルイ14世 (フランス王)が好んで踊ったといわれる[1]。「パスピエ」という語は、passa-piedないしはpasse-piedが語源で、「通行する足」の意味であり、この舞曲に特徴的な軽やかなステップを言い表すものだった。古い時代は、8分の3拍子ないしは8分の6拍子の速い旋舞であり、性格的にジグやカナリー (ダンス)に近かった。ドビュッシーの『ベルガマスク組曲』の終曲「パスピエ」は、行進曲調の踏み踊りとして作曲されている。
当時の英語では、当時のフランス語からの音訳である「パスピー」 (paspy) という語が使われたが、これは現代英語としては通用しない。
作例
[編集]- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ『イギリス組曲 第5番 ホ短調 BWV810』第5曲 ロンドーによるパスピエI 第6曲 パスピエII
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ『パルティータ 第5番 ト長調 BWV829』第6曲 パスピエ
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ『フランス風序曲 ロ短調 BWV831』第5曲 パスピエI 第6曲 パスピエII
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ『管弦楽組曲 第1番 ト長調 BWV1066』第7曲 パスピエI II
- クロード・ドビュッシー『ベルガマスク組曲』第4曲 パスピエ
脚注
[編集]- 1 2 「パスピエ passepied」『ブリタニカ国際大百科事典小項目事典』。コトバンクより2025年11月1日閲覧。