パクス・エウロパエア
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パクス・エウロパエア(ラテン語:Pax Europaea)とは、第2次世界大戦後の西ヨーロッパ、北ヨーロッパ諸国によって醸成されたヨーロッパ地域の相対的平和を意味する言葉である。
ラテン語で「ヨーロッパによる平和」をさし、歴史学上の用語「パクス・ロマーナ」に倣って造語されたものである。
第2次世界大戦後、ヨーロッパ地域の脆弱な平和を維持するために、欧州連合によって顕著に具体化されている欧州統合が模索され、冷戦中には西ヨーロッパ地域のほぼ全域において経済、政治、安全保障の統合が推進された。冷戦終結後には、旧社会主義圏であった中央ヨーロッパのほぼ全域と旧ユーゴスラビア諸国、アルバニアなど除くバルカン半島までを覆うようになった。