コンテンツにスキップ

バソリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バソリー
Bathory
出身地  スウェーデン ストックホルム県ストックホルム
ジャンル スラッシュメタルブラックメタルヴァイキング・メタル
活動期間 1983年 - 2004年
レーベル Tyfon Grammofon、Under One Flag、ブラック・マーク・プロダクションノイズ・インターナショナル
旧メンバー クォーソン (ボーカル、全楽器)
ジ・アニマル (ボーカル)
フレデリック・メランデル (ベース)
アデ (ベース)
コタール (ベース)
ヨナス・オーカールンド (ドラムス)
ステファン・ラーション (ドラムス)
パウル・ルンドベリ (ドラムス)
ヴヴォルント (ドラムス)

バソリーBathory)は、スウェーデンエクストリーム・メタル・バンド。サポートのメンバーが何人かいるが、バンドというよりもクォーソン (1966年 - 2004年) 一人によるプロジェクトという性格が強い。活動開始は1983年で、クォーソンが心不全にて38歳で死去[1]した2004年まで活動した。バンド名は「血の伯爵夫人」エリザベート・バートリ(Elisabeth Báthory)にちなむ。

音楽性

[編集]

初期バソリーの音楽スタイルはディスチャージG.B.Hエクスプロイテッドといったハードコアパンク・バンドやブラックサバスモーターヘッドから影響を受けている。この時期の作品は後のブラックメタルに大きな影響を与えることとなった。特にサード・アルバムの『アンダー・ザ・サイン・オブ・ザ・ブラック・マーク』は、今日のブラックメタルの直接の原点と言える[2][3]。4枚目のアルバム『Blood, Fire, Death』では、それまでのヴェノムに影響を受けた速くて音質の悪いスラッシュメタルから、より荘厳な雰囲気を持つ音楽へと変化を見せはじめる。5枚目のアルバムではその方向性をさらに推し進め、北欧神話のイメージがふんだんに盛り込まれたヴァイキング・メタルの原点になった。

ディスコグラフィ

[編集]

スタジオ・アルバム

[編集]

コンピレーション・アルバム

[編集]
  • Katalog(2001年) ※ベスト盤
  • In Memory of Quorthon(2006年) ※CD3枚+DVD1枚のボックスセット

脚注

[編集]
  1. ^ Santos, José Carlos (2009). Terrorizer's Secret History of Black Metal. Dark Arts Ltd. pp. 10–11 
  2. ^ 川嶋未来. “EXTREME THE DOJO それぞれのメタル元年~ブラック・メタル~ 第6回”. 2014年1月14日閲覧。
  3. ^ エーケロート、ダニエル著、 藤本淳史訳 (2020). 『スウェディッシュ・デスメタル 』パブリブ. ISBN 978-4-908468-43-8

外部リンク

[編集]