Sigh

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Sigh
出身地 日本の旗 日本 東京都
ジャンル ブラックメタル[1]
アヴァンギャルドメタル[1]
サイケデリック・ミュージック[1]
エクスペリメンタル・ミュージック[1]
スラッシュメタル[1]
プログレッシブ・メタル
活動期間 1990年 -
レーベル デスライク・サイレンス・プロダクション
カコフォナス・レコード
センチュリー・メディア
キャンドルライト・レコード
ジ・エンド・レコード
サウンドホリック
公式サイト www.sighjapan.com
メンバー 川嶋未来 (ボーカルキーボードプログラミング等)
藤波聡 (ベース)
大島雄一 (ギター)
原島淳一 (ドラム)
Dr. Mikannibal(アルトサックス・ボーカル)
旧メンバー Kazuki Ozeki (ドラム)
石川慎一(ギター)

SIGH(サイ)は、日本エクストリーム・メタルバンド。日本のブラックメタルバンドとしては、かなり早い時期から活動している。主にヨーロッパ等の海外を中心に活動しており、それらの日本のバンドの海外進出の先駆的な存在である。メイヘムユーロニモスが立ち上げたデスライク・サイレンス・プロダクションがアルバムをリリースした唯一の非スカンディナヴィア出身のバンドである。

メンバー[編集]

現メンバー[編集]

インド音楽の理論に精通している。メタルのインタビューや執筆なども行う。『ビヨンド』、"Burial Ground"、『墓地裏の家英語版』、『オーメン』、『ネクロマンティック』、『悪魔のゾンビ天国英語版』などのホラー映画からの影響も受けている[1]
  • 藤波聡 - ベース 2004 - 、(ギター 1990 - 1992、ドラム 1990 - 2004) - (1990 - )
  • 大島雄一 - ギター - (2014- )
シンフォニックブラックメタルプロジェクトKadenzzaで活躍。
  • 原島淳一 - ドラム - (2004 - )
  • Dr. Mikannibal(ミカンニバル博士) - アルトサックス、ボーカル - (2007 - )
宮城県仙台市出身。1月23日生まれ。東京大学物理学の博士号を取得している。Devour Humanity、2003年 7月に29JAGUARを経て、2006年11月頃Providenceに加入後、Sighに加入。初めはHangman's Hymnの中ジャケ用のモデルとして川嶋と知り合った。その際、彼女の組んでいるデスメタルバンドのCDを聴いた川嶋は彼女のグロウルのスキルに驚愕し、すぐさまSighへの加入を打診することとなった。また、サラトガにホームステイをして、サンノゼにあるウェストモントハイスクールに留学しており、流暢に英語を話せること、アルトサックスが吹けることも加入の要因となったようである[2]

旧メンバー[編集]

  • Kazuki Ozeki - ドラム (1990)
  • 石川慎一 - ギター - (1992 - 2014)

略歴[編集]

1990年、東京で大学のサークル仲間同士で結成[3]。当初はヴェノムデスロウデススレイヤーウィップラッシュなどをカバーするバンドだった[3]。同年、デモを2つ作成。

1992年、1stEPである『Requiems for Fools』をリリース。このEPは当初デッドに送られたが、彼が自殺したことによってユーロニモスの手に渡っている。他にも、川嶋はテープのトレードや手紙のやり取りを通して、サモスファウストヴァルグ・ヴィーケネスらをはじめとするノルウェーのシーンのメンバーと交流を持っていた。

1993年デスライク・サイレンス・プロダクションから1stアルバム『Scorn Defeat』をリリース。このアルバムはエンペラークレイドル・オブ・フィルスといったバンドのシンフォニックな要素に影響を与えたともいわれる[4][出典無効]ユーロニモスの死によってデスライク・サイレンス・プロダクションが消滅したため、カコフォナス・レコードと契約。

1995年、2ndアルバム『Infidel Art』をリリース。

2001年、カコフォナス・レコードとプロモーションやアルバムの権利関係で揉めていたバンドは、センチュリー・メディア・レコードから5thアルバム『Imaginary Sonicscape』をリリースすることになる。この作品は以前の作品よりもアヴァンギャルドな仕上がりになっているが、これは川嶋がジャズからモンゴルの喉歌に至るまで可能な限り様々な音楽を取り入れようとした結果である[2]

2005年キャンドルライト・レコードから6thアルバム『Gallows Gallery』をリリース。このアルバムから原島淳一が加入し、藤波聡がドラムからベースに転向している。

2007年ジ・エンド・レコードから7thアルバム『Hangman's Hymn』をリリース。

2010年、8thアルバム『Scenes from Hell』をリリース。川嶋はこの作品について「リヒャルト・シュトラウスが推し進めた交響詩的な手法をとって、ヒントさえ与えられれば情景が目に浮かぶような作りにしました。」と語っている。また、ヴァシリー・カリンニコフティホン・フレンニコフミハイル・グリンカピョートル・チャイコフスキーといったロシアの作曲家や伊福部昭の影響もあるという[5]

2012年キャンドルライト・レコードに移籍し、9thアルバム『In Somniphobia』をリリース。9月末に行われたアルセストの東京公演ではVampilliaとともに前座をつとめることとなった。

2014年、ギターの石川慎一が解雇され、Kadenzzaの大島雄一が加入した[3]

音楽性や逸話等[編集]

初期は割とオーソドックスなブラックメタルをプレイしていたが、徐々にサイケデリック/アヴァンギャルドな要素を強めていった。Hangman's Hymnからはスラッシュメタルシンフォニックブラックメタルといった路線へと回帰している。

曲作りはMIDIで行っている。まず、曲をすべて打ち込み、それを聞き込んでアレンジを行っていく。それを繰り返して、曲が出来上がると徐々に本物の楽器でレコーディングをしていくというスタイルである[5]。この手法はGhastly Funeral Theatreからずっと行っているという[2]。また、楽曲はアルバムの方向性を決めてから書くことにしている[5]

影響を受けたバンドはVenomCeltic FrostIron MaidenBlack SabbathDeath SSFrank ZappaJohn ZornDeathPaul ChainPentagram[6]ザ・ビーチ・ボーイズThe Beatles[7]。日本の音楽ではGENOCIDE nipponJ・A・シーザーを好んで聴くという[7]

使用機材[編集]

以下は2006年時点での情報である[8]

  • TS12:ENSONIQ社製。 2ndアルバム"Infidel Art"のシンセはすべてこれが使われている。
  • Prophecy:Korg社製。葬式劇場や恐怖万歳のサックス系ソロすべて、フルートソロの一部ではこれが使われている。
  • JP-8000:Roland社製。
  • XB-2:ハモンドオルガン。
  • S-2000AKAI:サンプラー。Hail Horror Hail以降のオーケストレーショ ンは ほとんどこれによるもの。
  • VP-330:ヴォコーダー。Hail Horror Hail以降使用。

ディスコグラフィー[編集]

Hail Horror Hailの前に発表されたGhastly Funeral Theatreを考慮に入れて各アルバムの頭文字をとっていくと、SIGHの文字が交互に浮かび上がるようになっている[9]

  • Scorn Defeat - 1993
  • Infidel Art - 1995
  • Hail Horror Hail - 1997
  • Scenario IV: Dread Dreams - 1999
  • Imaginary Sonicscape - 2001
当時、型にはまりきってしまっていたブラックメタルというジャンルから脱すること目標に作品を作ったという。ストーナーロックバンドEternal Elysiumの岡崎幸人がエンジニアとして参加[4]
  • Gallows Gallery -2005
ノスタルジックな世界観を表現するため、クリーンヴォーカルが使われている[10]ガス・Gニクラス・スンディンらがゲストとして参加。
  • Hangman's Hymn - 2007
ドイツの交響曲と80年代のスラッシュメタルを素材にしている。3幕構成になっており、1幕目は地上=貪欲を表しており、3幕目は燃え盛る世界=地獄を表している。そして、ラテン語で歌われるレクイエムが1幕目と3幕目の間にあり、それが葬式を表している。天国はアルバムの最後の楽曲In Paradisumで表現されている[9]。アルバムのメッセージは、「宗教に頼る弱い人間や金のことしか頭にない強欲な人間が大嫌いで、この世の99%の人間のことは大嫌いなので、死んでほしい」というもの[10][9]
  • Scenes from Hell - 2010
  • In Somniphobia - 2012
川嶋によればこのアルバムは「失われてしまったファンタジー、すなわち現実と空想の、夢と現実の、 生と死の中間、そして私自身の悪夢を音楽で表した作品である。音楽的には何でもあり。へヴィメタル、スラッシュメタルからフリージャズ、クラシック、現代音楽、インド伝統音楽からアフリカ、 トルコまで何でもアリ。いくつか具体的なアーティスト名をあげればCeltic Frost, Venom, Iron Maiden, Black Sabbath,Mercyful Fate,Death SS, Sun Ra, John Zorn, Mr. Bungle, Albert Ayler, Stockhausen, Xenakis, Messiaen, Zakir Hussain, Miles Davis, Thelonius Monkなど」だという[11]。そして、「このアルバムは一人で夜中にヘッドフォンで聞いてほしい。」と語っている。夢と現実の中間と言う世界観をあらわした作品として、映画では『ジェイコブス・ラダー』、『恐怖の足跡』、『ゾンゲリア』、『アザーズ』、『シックス・センス』、小説では筒井康隆の作品から影響を受けたという。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e Sigh reviews, music, news - sputnikmusic・2015年7月12日閲覧。
  2. ^ a b c “SIGH, Sex, & Old Age: Into the Mind of Mirai”. Lurker's Path. (2012年5月). http://www.lurkerspath.com/2012/03/05/sigh-sex-and-old-age-into-the-mind-of-mirai/ 2012年9月10日閲覧。 
  3. ^ a b c “INTERVIEW with SIGH”. (2012年5月). http://metalpurgatory.com/2014/05/23/interview-with-sigh/ 2014年6月26日閲覧。 
  4. ^ a b “The Slaughtergarden - Biography”. http://web.archive.org/web/20090707025632/http://www.sighjapan.com/bio.htm 2014年11月15日閲覧。 
  5. ^ a b c “S I G H Interview 2010 Part 1”. Lurker's Path. (2010年5月). http://naniwamtl.exblog.jp/11157186/ 2012年9月10日閲覧。 
  6. ^ Facebook
  7. ^ a b “INTERVIEW - Mirai Kawashima (Sigh) - Nightmares and Dreamscapes Abound”. (2012年6月9日). http://risingsunfreestyle.blogspot.jp/2012/06/interview-mirai-kawashima-sigh.html 2014年6月26日閲覧。 
  8. ^ シンセサイザー
  9. ^ a b c “Sigh Interview”. (2007年6月30日). http://www.roomthirteen.com/features/471/Sigh_Interview.html 2014年6月26日閲覧。 
  10. ^ a b “Interview with Sigh”. (2004年). http://www.maelstromzine.com/ezine/interview_iss48_213.php 2014年6月26日閲覧。 
  11. ^ SIGH×SIDEMILITIA inc. Limited collaboration

外部リンク[編集]