ハン・ドッグ

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ハン・ドッグ: Han Dog)とは、中国王朝原産のガードドッグ用の犬種である。 現在は絶滅した古代犬種ではあるが、チャウチャウシャー・ペイの先祖にもなっている。

歴史[編集]

紀元前2000年ごろに漢王朝で作り出された古代犬種であるが、生い立ちはよく分かっていない。一説によると、日本へ渡って日本犬の先祖になった犬種のひとつである弥生犬と何らかのかかわりがあるともいわれている。

この犬種は主にガードドッグとして屋敷建物倉庫などを守っていた。不審者が侵入すると激しく吠えて威嚇し、それでも逃げなかったら襲い掛かって攻撃して降参させて追い払った。貴族王族墓地などからは帯をハーネスのようにつけたハン・ドッグの姿を表した陶器が多数発掘されており、姿が統一されている事から犬種であったことが確認されている。ハン・ドッグがいつ絶滅したかは不明であるが、食用犬種であるチャウチャウと、闘犬用の犬種であるシャー・ペイに分化して姿を徐々に消して行ったのではないだろうかと推定されてい る。

特徴[編集]

発掘された陶器や僅かに残った資料からハン・ドッグの姿を知ることが出来る。日本犬のようなスピッツタイプの犬種で筋骨隆々のがっしりした体格で、脚は短めで首と胴が太い。立ち耳・巻き尾で口が大きく、中型犬サイズでコートはショートコート。性格は獰猛であったと推定されている。なお、詳しいサイズや毛色などは不明である。

参考[編集]

『デズモンド・モリスの犬種事典』(誠文堂新光社)デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年

関連項目[編集]