ハスクバーナ・モーターサイクルズ

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ハスクバーナ・モーターサイクルズ
Husqvarna Motorcycles GmbH
Husqvarna Logo.png
種類 子会社
本社所在地  オーストリア
マッティクホーフェン (オーバーエスターライヒ州ブラウナウ・アム・イン郡)
設立 1903年
業種 輸送機械
事業内容 オートバイの製造販売
主要株主 Pierer Industrie AG
外部リンク www.husqvarna-motorcycles.com
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ハスクバーナ・モーターサイクルズHusqvarna Motorcycles GmbH)は、ピエラ・インダストリーAGが保有しているモトクロスエンデューロスーパーモタードなどのオートバイを製造する企業である。1903年スウェーデンハスクバーナのオートバイ部門として創業した。

歴史[編集]

数多くのオートバイメーカーと同様、ハスクバーナも19世紀後半に自転車製造を始めている。1903年にはオートバイ製造に転業している。最初のオートバイであるヒュースキーは輸入されたエンジンを使用した。1918年にはそれまで自社工場での製造が開始された。その頃、スウェーデン陸軍と契約を取り付け、クロスカントリーや長距離オートバイレースイベントにも参加していった。1920年には自社のエンジン工場を新設し、最初のエンジンは、ハーレーダビッドソンインディアンと同様の550cc4ストローク50度サイドバルブVツインエンジンを設計した。一度、第二次世界大戦前にマン島TTレースのような公道レースで使用するストリート用オートバイを製造した。そしてモトクロスやエンデューロの世界選手権で優勝したことで知られることとなった。1930年には、350ccから500ccクラスのロードレース世界選手権に参戦し、1939年にはスウェーデンでも大きなオートバイメーカーとなっていた。多くのレース用バイクは1931年にFolke Mannerstedtによって設計された50度Vツイン試作型が基本となった。サイドバルブは多くのバイクでナトリウム冷却が使われていたとき、一度に一風変わったアルミニウムシリンダーが使われた。ハスクバーナのチームは1931年のスウェーデングランプリでRagnar SundqvistとGunnar Kalenの1-2フィニッシュでノートンのチームを下した。この来年度の成功はハスクバーナのチームで参加するStanley WoodsとErnie NottはGPトラックに完全に傾倒するようになっていった。その年、Nottは350ccジュニアTTにおいて3位でゴールし、WoodsはシニアTTにおいてゴール目前の8マイルでガス欠となった。1935年には会社側がサポートから撤退したが新しいバイクが作られたもののレースには不参加となり、しばらくの間は2ストローク2速コミューターバイクの製造に力を入れるようになった。その年、Stanley Woodsは、279ポンドの負荷をかけた500ccハスクバーナ製のオートバイでスウェーデングランプリを優勝した。

1960年に、軽量化し2ストロークエンジンを備えたオフロードバイクはかつて優勢であった旧式のイギリス製4ストロークオートバイを助けた。1960年代から1970年代にかけてハスクバーナはモトクロス世界選手権で圧倒的な力を誇り、125cc、250cc、500ccの部門で14回、エンデューロ世界選手権で24回、バハ1000で11回優勝している。

1987年イタリアのオートバイメーカーでMVアグスタの親会社であるカジバに売却された。オートバイはヒュースキーズ/ヒュースキーとして知られ、今はヴァレーゼで製造されている。ハスクバーナは排気量125ccから576ccにかけて2ストロークエンジンや4ストロークエンジンを使用しモトクロス、エンデューロ、スーパーモタードを作っている。ハスクバーナにとって重要なレースの継続はエンデューロ世界選手権やスーパーモタード世界選手権への競争である。Gerald DelepineはハスクバーナのSMR660に乗り2005年にスーパーモタード世界チャンピオンとなった。2008年にはAdrien ChareyreがSM530RRに乗りタイトルを獲得した。

2007年7月には9300万ユーロでBMWに買収された。BMWモトラッドはハスクバーナを別企業として存続させる計画を立てる。現在の従業員だけでなくすべての開発、生産・営業活動をイタリアヴァレーゼで行うようになった。BMWはハスクバーナをBMWの自動車部門であるミニの二輪車バージョンとして位置づけようとした。

しかしBMWグループは2013年1月31日KTMグループの親会社ピエラ・インダストリーAGにハスクバーナ・モーターサイクルズを売却したことを発表する。同年10月にはKTM傘下となっていたフサベルがハスクバーナを買収したが、フサベルは1987年のハスクバーナ売却時に一部関係者が独立して創業した経緯があったため事実上の再統合となった[1]。以降はフサベル側がハスクバーナのブランドを継承し、KTM傘下として現在に至る[2]

モデル[編集]

NUDA900R
エンデューロ
  • WR(125/150/250/300/360/390/430)
  • TE(150/250/310/350/410/450/449/510/511/570/610)
  • XC(500)
  • 701エンデューロ
モトクロス
  • CR(125/150/250/390/400/500)
  • TC(250/449/450/510/570/610)
スーパーモタード
  • SMS125
  • SMS 4 125
  • SMR449
  • SM450R
  • SM450RR
  • SM510R
  • SMR511
  • SM530RR
  • SMR570
  • SM610IE
  • SM610R
  • SM610S
  • SMR630
  • 701スーパーモト
ストリート
  • NUDA900
  • TR650
  • SVARTPILEN(250/401/701)
  • VITPILEN(250/401/701)
デュアルパーパス
  • WRE125
  • TE125
  • TE410E
  • TE610E
  • TE630

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 歴史 - ハスクバーナ・モーターサイクルズ
  2. ^ ハスクバーナ、そのルーツであるスウェーデンに帰国。 (PDF) - KTMジャパン・2013年11月5日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]