ハインリヒ・ヘルマン・メーベス

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ハインリヒ・ヘルマン・メーベスHeinrich Hermann Mebes1842年 - 1918年[1])は、ドイツ画家アウトサイダー・アーティストブランデンブルグ州オーバーハーフェル郡リーベンヴァルデ出身。

元々は時計職人であったが、その後統合失調症を発症し[2]、1888年にベルリン近郊エーバースヴァルトの精神病施設に収容され、以後死ぬまでの30年間を同施設で暮らす。収容後11年後に絵の制作と著作を始めた。

メーベスは死の際、絵画に関する考察を伴う水彩画の描かれたノートを何冊か残している。

ハンス・プリンツホルンは、メーベスの神秘的な絵画とフィリップ・オットー・ルンゲの作品の類似性を指摘している。

日本のサイケデリックロックバンドゴーストが、アルバム『嵐の夜に』のジャケットカバーにメーベスの作品を採用した[3]

出典[編集]

  1. ^ Hans-Günther Richter著 'Diesseits und Jenseits in der Kunst von Außenseitern und Spiritisten' p.74
  2. ^ Review of 'Beyond Reason:Art and Psychosis'
  3. ^ Ghost (2) – In Stormy Nights Discogs