ノート:三河犬

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三河犬という地犬は日本犬保存会の成立以前には存在したらしいですが、今僅かながら存在する「三河犬」と言えば、一時期悪質業者というか詐欺師が日本犬にチャウチャウを掛けてでっち上げ、三河犬として売り出して結構普及しJKCも一犬種として認めたらしいが、結局はいい加減な雑種であることがばれ日保も認めなかったのでいまではほとんど居なくなった「犬種」のことだと思います。柴犬の中にもチャウチャウの特徴である青黒い舌が舌斑としてあらわれてお里が知れるということが結構あった様です。そこのところを書かないと。 --Ypacaraí 2007年10月20日 (土) 21:28 (UTC)[返信]

わかりました。そういえば私の持っている某図鑑にもあなたのおっしゃっている内容が「三州犬」として出てきているのを思い出しました。あとで少し執筆します。 黒狗皐羅 2008年1月22日 (火)

よろしくお願いいたします。 --Ypacaraí 2008年1月22日 (火) 06:30 (UTC)[返信]

参考文献の所在[編集]

日本犬辞典(株式会社 誠文堂新光社)についてAmazonや国立国会図書館サーチで検索をしても見つかりません。この参考文献は、上記のやり取りのあとに黒狗皐羅による2008年1月23日(水)13:23時点の版で加筆されました。--桜螺旋会話2018年6月21日 (木) 12:20 (UTC)[返信]

  • かなり古い本ですが、1954年に誠文堂新光社から『犬の百科事典』(ASIN B000JB7MWO)という本が出版されています。これのことではないでしょうか。県内の図書館を横断検索しても所蔵館は1館しか見つからなかったので、すぐに確認はできませんが、どなたか確認できる方がおられましたらチェックをお願いします。--Loasa会話2018年6月21日 (木) 13:46 (UTC)[返信]
1984年に誠文堂新光社から日本犬百科というのがでていますね--Tamrono157会話2018年6月21日 (木) 13:51 (UTC)[返信]
  • Loasaさんがおっしゃっている『犬の百科事典』でしたら国立国会図書館デジタルコレクションを使って、契約図書館から遠隔で見られるみたいです(参考)。うちの近くの図書館は幸いにもTamrono157さんご提示の『日本犬百科』やそのほかに出典としてあげられている『デズモンド・モリスの犬種辞典』も蔵書としてあるので、明日、確認してみます。--軽快(旧名: Kkairri会話2018年6月21日 (木) 14:00 (UTC)[返信]
    • 遅くなりました。結論から申しますと、『犬の百科事典』(NDLJP:2467132)、『日本犬百科』(ISBN 4-416-58401-6)のどちらでも、15ページ付近で「三河犬」について言及していません。『デズモンド・モリスの犬種辞典』では494ページで三州犬として、563ページで三河犬としてそれぞれ言及されています。詳細は#軽快による調査結果でご説明いたしました。全体的なイメージとしては、三河犬#ブーム時に作出されたタイプの言っていることは1/3以上は正しいと思います。ただ、「中型警備犬として理想的な犬を作るために、スムースコート・チャウ・チャウと掛け合わされた地元の鹿犬(猟犬)こそが、本物の三河犬だったのだ」という記事中の主張は以下の3文献からは確認できず、従って、三河犬#実在の地犬タイプというのも実在が怪しいと思われます。--軽快(旧名: Kkairri会話2018年6月23日 (土) 09:27 (UTC)[返信]
  • 勤務先の図書館に『日本犬百科』があるようですので、私も確認してみます。この記事はできれば全面的に出典つきで書き直したほうがいいのかもしれませんね。--さえぼー会話2018年6月22日 (金) 13:30 (UTC)[返信]

軽快による調査結果[編集]

『犬の百科事典』
15ページ付近は「犬の種類と性能」という章の中の「日本犬」に該当します。この節は日本犬保存会の人が執筆し、日本犬の沿革、分類、日本犬標準について言及しており、特に15ページ目では中型犬と小型犬の特徴と、日本犬標準について言及しています。残念ながら、「三河犬」「三州犬」「三河雑犬」なる語は見受けられません。
『日本犬百科』
15ページ付近には挿絵が5-10枚程度挿入されており、15ページ目は犬が描かれた江戸時代の浮世絵でした。なお、本書は犬の飼育などに焦点を当てているようで、大型犬・中型犬・小型犬別のFAQもあったので特に中型犬に関するFAQをみましたが、こちらでも、「三河犬」「三州犬」「三河雑犬」なる語は見受けられません。
『デズモンド・モリスの犬種辞典』
494ページで三州犬として、563ページで三河犬としてそれぞれ言及されています
494ページ
「日本の中部地方の愛知県で誕生した、あまり知られていない犬種」「厚い被毛、巻き尾、立ち耳、盛り上がった首、強靭な体を持つ典型的なスピッツ・タイプの犬」「地元の繁殖家は、中型警備犬として理想的な犬を作るために、地元の鹿犬(猟犬)と輸入種であるスムースコート・チャウ・チャウ (Smooth-coat Chow Chow) とをかけ合わせた」「近年では、伴侶犬としての人気も高まっているが、それにもかかわらず、血統種としてはまだ認定されていない(下記注参照)」などと書かれています。注があり、こちらは「FCIにはナンバー258で登録されているが、現在は登録が抹消されている。内容からみると、おそらく愛知県を中心とした三河犬のことではないかと思われる。この三河犬そのものも、愛犬雑誌の間では三河雑犬などと呼ばれ、当時チャウチャウの血液が入ったなどの話もあったが、現在はその系統を受け継ぐ犬たちも残っていても数頭だといわれている。」と記されています。注については、文体が異なること、異様に日本の事情に詳しいことから、「血統種としてはまだ認定されていない」という若干の誤り(一度は登録されたが、のちに撤回された)を含む原著者の記述に、訳者・編者が加えた訳注かと思われます。
563ページ
563ページは、本書で取り上げられた犬種の五十音索引と簡単な説明書きの一部です。「三河犬 (Mikawa Dog) ミカワイヌの名でも知られる日本犬。比較的新しい犬種で、日本犬 (Nippon Inu) とスムースコート・チャウチャウ (Smooth-coat Chaw Chaw) との交配によって作出されたとされる。」とだけ書かれています。
  • (コメント) 上のお二方の調査と結果が異なりますが、渡辺肇『日本犬百科』(誠文堂新光社、1974)については、15ページ付近には「三河犬」に関する記述がないものの、317ページの語彙集に「三河犬」で項目が立っており、「三河犬は、愛知県三河地方を山地としたのでその名がある。日本犬に酷似するが、日本古来の犬として認めなかった。JKCは一犬種とし三州犬の名で標準まで作られた」という記述がありました。--さえぼー会話2018年6月27日 (水) 01:54 (UTC)[返信]