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ノート:チベット自治区/投票

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当ページに付属する議論はノート:チベット自治区/投票/ノートをご覧ください

投票は終了しました。

  • 投票は終了しました。投票に関わってくださったすべての方に御礼申し上げます。以下の通り、「チベット自治区」とするが選択されました。
    • 「チベット自治区」とする-22
    • 「西蔵自治区」とする-21
    • 棄権-1
    • 参考-1
    • 無効-1
  • この投票は前回の投票の、決選投票です。
  • 現在の時刻は2024年11月12日23:41(UTC)です。(サーバー送出時刻)

実施要項

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この投票は、チベット自治区西蔵自治区の2記事の統合の提案を受けて、統合後の記事名を決定しようとするものです。

この投票は、Wikipedia:論争の解決に従って、その第3ステップとしてWikipedia:投票の指針の原則に従って行うものです。ここに書かれた細則にない事項は、上記2文書及びWikipedia:Wikipedia空間内の文書一覧にあげられた各文書に従うこととします。また、断りがない場合には、Wikipedia日本語版について述べています。なお、この投票は、第1回の投票を受けて行われる決選投票です。

  • 投票の場所: このページ
  • 投票の主題: チベット自治区西蔵自治区の統合後の記事名を「チベット自治区」とするか、「西蔵自治区」とするかを定める。
  • 投票者に必要な資格: 2005年4月17日 (日) 08:41 (UTC)までに50投稿以上の活動歴のあるログインユーザー
  • 投票の期間: 約2週間
  • 投票の開始日時: 2005年5月19日(木)00:00(UTC)/日本時間09:00
  • 投票の終了日時: 2005年6月2日(木)15:00(UTC)/日本時間24:00
  • 投票成立の要件: より多くの得票を得た選択肢。同数の場合は、第1回投票者のうち第2回の投票に投票しなかった者の、第1回投票に於ける投票の多かったものとする。それでも同数の場合は、差し戻す。
  • 選択肢
    • 1.「チベット自治区」とする
    • 2.「西蔵自治区」とする
  • 参照すべき議論: チベット自治区そのノート西蔵自治区そのノート前回投票前回投票のノート、そこにあるリンク及び、下記要約
  • 参考とすべき文書: Wikipedia:記事名の付け方
  • 議論の場:
  • 投票成立の場合の事後処置: 採用した記事名の記事に他方の記事を統合し、他の記事をリダイレクトする。その上で、「チベット自治区」と「西蔵自治区」の履歴を統合する。
  • 投票の目的: この投票は、論争の解決のために行うものですから、投票後はその主旨に従ってください。
    • 当該の論争の参加者は投票後速やかに、和解を行ってください。
    • 投票終了後90日間は、この決定に反する編集をしないでください。また、この投票の主題について論議を行わないでください。ただしこのことはその後の建設的な論議を妨げるものではありません。(この項目は、記事の編集や、記事の分割、また他の記事の新規作成等に関して、言及するものではありません。)
  • 投票方法: それぞれの選択肢に、#~~~で投票。有資格者ひとりあたり1票とする。

参照すべき議論の要約

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「チベット自治区」とする意見の要約

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  • チベット自治区の名称は日本の政府機関、報道機関、学校教科書、地図帳などで正式に使われている言葉であり、また最も普及している言葉です。

参考サイト:外務省(旅行制限の項) ニュース速報

中国では西蔵自治区と呼ぶので、中国語がわかる日本人はネットでもこの名称を使うことがありますが、普通の日本人が西蔵と聞いてもどこかはっきりわからないと思います。 日中辞典や漢和辞典をお持ちの方は「西蔵」を引いてください。ほとんど例外なく西蔵=チベットと書いてあります。 西蔵は西蔵のままで良いとか「西チベット」だと書いてある辞書はないのです。辞書の中立性まで疑うことはできません。

西蔵には西の字があるため、蔵の西ではないかと誤解されがちですが、蔵は西蔵の略でしかないのです。自治区とその周辺のチベットの伝統的領域全体を指す中国語としては「蔵族地区」という言葉がありますが、これはチベット人居住区という普通名詞に過ぎません。これに相当する地名(固有名詞)はなく、あえて言えば大西蔵(大チベット)だけなのです。

現地の公用語を採用すべきだという意見もありますが、それなら、スペインはエスパーニャに、イギリスはブリテンに変えなければなりません。しかし、そんなことを主張する人は誰もいません。これは日本語には日本語の歴史があるからです。

中国の地名一般について言えば、漢族地域の漢字地名は日本語でも漢字のまま使用しますが、少数民族地域では必ずしも漢字を使うことはありません。例、カシュガルシーサンパンナなど。もし中国の少数民族地域でもすべて漢字で表記すれば、 新疆ウイグル自治区も「新疆維吾尓自治区」としなければなりません。 これでは日本語として読むことも書くこともできないのです。

最後にウィキペディア日本語版の中国行政地図を紹介しておきましょう。

「西蔵自治区」とする意見の要約

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  • 西藏自治区」が行政区域としての本来の漢字表記であり、これを常用漢字で表記した「西蔵自治区」を正式項目名とすることが望ましい。
    • 中華人民共和国政府の下に存在する行政区の名称として、漢字表記で書けるのだから向こうの表記に合わせればよい。
    • 中国語は漢字、非中国語は原音カナ表記、という表記ルールであれば新彊ウイグル自治区等とも整合がとれる。(ちなみに新疆ウィグルや内モンゴルという名称も検討の余地があると思われる)
    • 将来「西蔵人民出版社」や「西蔵自治区準備委員会」、『西蔵政治史』などの項目が立った場合、関連がわかりやすい
    • 日本で一般的に普及している呼称だからといって、その呼称を記事名にすべきであるとは限らない。サンフランシスコ講和条約が良い例。)
  • 西蔵自治区」とするほうが中立的である。
    • 当自治区は「広義のチベット」ではない。あくまでも「中華人民共和国政府の規定するチベット」である。
    • そのため、西藏を以って「チベット」とすると中華人民共和国政府寄りとなり中立性を欠くことになる。「西蔵自治区(西藏自治区)」とすれば、そもそも中華人民共和国政府の使っている呼称であるため、チベット亡命政府および中国政府両者に対し中立的。(可能な限りの中立性を目指すべき)

(詳細)現在、中華人民共和国政府は当該行政区域としての漢字表記を「西藏自治区」(日本の一般的な漢字表記では「西蔵」)としている一方、訳語として英語では'Tibet Autonomous Region'、日本語では「チベット自治区」を使用している。この呼称を日本政府も採用し、日本国内の多くの民間団体もこれにしたがっている。

ただし「チベット」の地域概念を、西蔵自治区の領域のみに限定している(と見られる)中国政府と、青海省・四川省西部・甘粛省西南部、雲南省西北部、新疆ウイグル自治区南部を含むと規定するチベット亡命政府との間で政治的意図をはらんだ論争となっている。こうした論争になっていることに鑑みて、NPOVを重んじるウィキペディアにあっては、訳語ではない本来の漢字表記にすることで、どちらの政治的立場にも与さないことを表明できる。 (一部チベット自治区西蔵自治区の引用、第一回投票でついたコメントを基にした加筆を含みます)

(解説)「西蔵」の語は18世紀前半の代の漢籍に初めて見られる。そのときの「西蔵」の語の成り立ちは、チベットの一地域(現在の西蔵自治区の一部)「ツァン」の音訳「蔵」に、「中国から見て西」という意味で「西」を加えたものである。その後は半ば民族名としても西蔵の名前は使われるようになり、20世紀前半の歴史書『清史稿』では、「地理志」中の藩部(モンゴル・ウイグルなどある程度自治統治を許した部族)の一つとして「西蔵」が登場する。さらに、西蔵の下位カテゴリとして「蔵(ツァン)」「康(カム)」「拉里」(いずれもチベット語の音訳)の各地域としている。また、20世紀初頭にチベットを訪問した河口慧海の著した本の名は『西藏旅行記』であり、当時の漢語にあっては「チベット人の居住区=西蔵」の概念が成立していたことがうかがえる。

この「チベット人の居住区=西蔵」の概念は、大多数のチベット人の居住区であった青海省雲南省甘粛省に当たる地域まで広範に含んで成立していた。これは本来名付けられた際の領域とは矛盾があるが、そのまま受け入れられた。ところが、中華民国初期に「西康省」が現在の青海省と甘粛省にまたがって建省され、西蔵の領域はダライラマの直轄地域に再びせばまった。ただし当時の西康省(康=カム、チベット語の音訳)は中華民国の支配下にあったもののチベット人が未だ大多数を占め、一部のチベット人エリートは西蔵に対置する概念として「東蔵」を打ち出し、自治区構想を立てていたが頓挫した。その後中華人民共和国が西康・西蔵いずれにも進駐し、それぞれ多少の領域の変更を伴いつつ、青海省・西蔵自治区となった。

現在、中華人民共和国政府は当該行政区域としての漢字表記を「西藏自治区」(日本の一般的な漢字表記では「西蔵」)としている一方、訳語として英語では'Tibet Autonomous Region'、日本語では「チベット自治区」を使用している。この呼称を日本政府も採用し、日本国内の多くの民間団体もこれにしたがっている。しかし、西蔵=チベットとすることで青海・甘粛の一部などは元々チベット族が大多数を占めていたこと(現在はこの数十年の移民により漢族が多数を占める)を我々は忘れがちであり、また西蔵自治区のダライラマと仏教のイメージのみでチベットを見てしまう傾向がある(チベット族の文化はもっと多様である)。また、現在日本の学者の中では西蔵自治区を西チベット、他の地域を東チベットと呼称する手法もある(例:平野聡「近現代チベット史における「親中」の位相」『現代中国の構造変動7 中華世界―アイデンティティの再編』東大出版会,2001年、論文の題名から見当がつくように、チベット民族主義などに組した文章ではない)。 さらに、近年の日本においてはマスコミ・商工機関などで「西蔵自治区」の使用をみかけることが多くなっている。

(なお、世界最大の漢和辞典といってよい諸橋轍次『大漢和辞典』(刊行は1955年から1960年にかけて)では、西蔵をチベットと音訳するのは「甚だ妙なこと」であり、「英漢両用の変則呼称」であると違和感を表明している)

このように18世紀の呼称の誕生から近代・現代に至るまで、チベットにおいては非常に地名とその地域概念が混線する状況が継続している。ウィキペディアにおいても、政治的に組することなくこの自治区名を表題に表すことはまことに困難であるが、ひとまずは正規の漢語表記を常用漢字で表記した「西蔵自治区」とすることが妥当であると考えられる。

投票

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「チベット自治区」とする

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  1. Samiadon
  2. ○○○マン
  3. Miketsukunibito
  4. China 2005年5月19日 (木) 07:46 (UTC)[返信]
  5. Complex01
  6. Mizusumashi 2005年5月19日 (木) 11:10 (UTC)[返信]
  7. 無言雀師 2005年5月20日 (金) 06:58 (UTC)[返信]
  8. Trek011 2005年5月22日 (日) 10:28 (UTC)[返信]
  9. Tcyiswalk 2005年5月23日 (月) 08:20 (UTC)[返信]
  10. Toto-tarou 2005年5月23日 (月) 11:20 (UTC)[返信]
  11. やっぱこれでしょ 2005年5月23日 (月) 12:48 (UTC)[返信]
  12. Kinori 2005年5月24日 (火) 01:46 (UTC)[返信]
  13. Yas 2005年5月24日 (火) 14:19 (UTC)[返信]
  14. Ligar 2005年5月26日 (木) 00:07 (UTC)[返信]
  15. Buckstars 2005年5月28日 (土) 15:46 (UTC)[返信]
  16. Yen80 2005年5月29日 (日) 01:35 (UTC)[返信]
  17. 朝彦 2005年5月29日 (日) 04:56 (UTC)[返信]
  18. 132人目 2005年5月29日 (日) 11:33 (UTC)[返信]
  19. Texnician
  20. Y tambe 2005年6月1日 (水) 09:17 (UTC)[返信]
  21. oxhop
  22. Nonki 2005年6月1日 (水) 14:46 (UTC)[返信]

「西蔵自治区」とする

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  1. Hachikou
  2. おはぐろ蜻蛉 2005年5月19日 (木) 02:55 (UTC)[返信]
  3. S.Arai(talk)Commons!! 2005年5月19日 (木) 07:28 (UTC)[返信]
  4. Corruptresearcher 2005年5月19日 (木) 09:14 (UTC)[返信]
  5. 2005年5月19日 (木) 09:19 (UTC)[返信]
  6. johncapistrano
  7. --Dalaibaatur 2005年5月19日 (木) 16:35 (UTC)[返信]
  8. Snow steed 2005年5月20日 (金) 13:47 (UTC)[返信]
  9. Tietew 2005年5月20日 (金) 17:44 (UTC)[返信]
  10. Hermeneus 2005年5月20日 (金) 18:47 (UTC)[返信]
  11. kahusi - (會話) 2005年5月21日 (土) 15:39 (UTC)[返信]
  12. shikai shaw 2005年5月21日 (土) 16:08 (UTC)[返信]
  13. Kurayamizaka 2005年5月22日 (日) 11:42 (UTC)[返信]
  14. Sat 2 2005年5月25日 (水) 03:56 (UTC)[返信]
  15. Aboshi 2005年5月25日 (水) 14:10 (UTC)[返信]
  16. isaok 2005年5月26日 (木) 00:01 (UTC)[返信]
  17. miya 2005年5月26日 (木) 04:33 (UTC)[返信]
  18. Miya.m 2005年5月30日 (月) 13:25 (UTC)[返信]
  19. Yosemite 2005年5月31日 (火) 03:58 (UTC)[返信]
  20. Aphaia 2005年6月1日 (水) 03:04 (UTC)[返信]
  21. まるゆ 2005年6月2日 (木) 12:53 (UTC)[返信]

第1回投票に参加したが今回は棄権する

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ここに投票できるのは第1回投票に参加した方だけです。第1回投票に参加したが、今回は中立ないし意思表示したくないと言う方はここに投票してください。

  1. Hareno

参考票

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  1. ラン 2005年5月22日 (日) 19:42 (UTC)[返信]

無効票

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  1. --Yonsama 2005年5月23日 (月) 18:33 (UTC)[返信]

コメント

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投票した方は、ご希望ならばここに*と(選択肢)と署名つきでご意見をお寄せください。ただしここで表明された意見への返事や反論はしないで下さい。

  • (チベット)前回は「現地で呼ばれている」ということで「プー」に投票しましたが、そうでないならば日本での一般的な呼び方ということで「チベット」を支持したいと思います。--Samiadon 2005年5月19日 (木) 02:12 (UTC)[返信]
  • (チベット)私も同じ意見です。やはり、日本語ですから最も使われている日本語に合わせるべきだと思います。Miketsukunibito 2005年5月19日 (木) 06:12 (UTC)[返信]
  • (チベット)日本国内の公的機関で優先的に使われる表記である事と、現地の漢字表記に従うと言うルールが今のところ無いので。○○○マン 2005年5月19日 (木) 06:17 (UTC)[返信]
  • (チベット)上の主張を読むと正確性の面では西蔵が妥当と思う。しかし次の諸点からチベットに賛同。1)「チベット」と「チベット自治区」を別物と考える、つまり後者を一つの固有名詞ととらえれば歴史的なチベット民族の版図と違ってもいいのではないか。もちろん文中でそのことに触れる必要は出てくるが。2)現在の日本政府やマスコミが使用しているから正しいとは言わないが、でも一般にはチベット自治区という言い方で検索されるほうが多いと思う。とりあえず百科事典だから検索対象の記事題名はチベットにゆずり、記事文中で「西蔵」との違いについての詳細を書けば、むしろ読み手の数も増え、かつ衝撃(インパクト)を与えることができるのでは。こだわり派の人には孫悟空を手玉にとるお釈迦様のような鷹揚な態度を求めたい。3)西蔵ってそもそもなんて読むの?さいぞう?せいぞう?ちなみにATOKではどちらでも出ない。パソコン等で一般に使用されない単語を使うのはどうか。単語登録しろなんて言わないでね。ウィキはネット辞典だから私を含めた無学な一般庶民への使い勝手の配慮が必要。せめて題名は現在の日本語話者にとって簡単・平易なものに、学問的なこだわりは文中で存分に。無言雀師 2005年5月20日 (金) 07:14 (UTC)[返信]
  • (西蔵)西蔵という表現は古くから使われており表記揺れの範囲内で、どちらを採用するかはメッカマッカにもみられる難しい問題です。どちらになってもリダイレクトがあり使い勝手にはさほどかわり有りませんので、正確性の高さから西蔵自治区とするほうが良いように思えます。中国政府は日本では西蔵自治区、あるいは西蔵(チベット)自治区としているようですし。正式名称があればそれを採用すべきなのですが、日本語としての正式名称というのは存在しないようで。--Snow steed 2005年5月20日 (金) 13:53 (UTC)[返信]
  • (チベット)諸橋漢和辞典の話がちょっと気になったので調べてみると、西蔵語はチベット語と解釈してあったので笑ってしまいました。諸橋博士は漢学者なので英語由来の言葉に躊躇しただけで、西蔵=チベットの概念を否定しているわけではありません。また諸橋博士が日本語の流れを決定したわけでもないのです。Trek011 2005年5月22日 (日) 10:36 (UTC)[返信]
  • (西蔵)現在の中国の行政区の表記として西蔵(西藏)が使われています。西蔵という表記は日本でも以前から使われていたわけで全くなじみが無いというわけではありません。日本と中国は漢字という共通の文字(現在の日本の漢字と簡体字・繁体字は大分ちがってしまったとはいえ)をもっています。日本語話者の大多数は、西・蔵という文字は見て識別できるし書く事もできるわけで、漢字表記の西蔵をやめカタカナ表記のチベットとする合理的な理由がないと考えました。--Kurayamizaka 2005年5月22日 (日) 11:44 (UTC)[返信]
  • (チベット)理由として挙げられている「西藏自治区」が行政区域としての本来の漢字表記であるという部分は、中国語版で考慮すべきことでしょう。中国国内で流通する名称が、漢字表記なのは当然ですが、日本語の表記をどうするか決める材料とはならないでしょう。また日本で古くから使われる寺社名などにでてくる西蔵は日本語として普及していますが、記事名を争っている項目は、現代の中華人民共和国の自治区の名前で、その名称はチベット自治区として知られています。両方とも流通していることを理由とされるかもしれませんが、それを理由により普及している方を外せるわけではありません。Wikipedia日本語版としては、安易に中国語の漢字表記を輸入するべきではありません。また、中立性について、今後の編集で、内容の中立性が保証される見込みがある以上、問題となる相違点はわずかに記事名のみですが、記事名は、政府よりであるとか、亡命政権よりであるとかいう観点で決められるものではありません(→参考)。もともとのチベット自治区であった記事名を、政治的な問題を持ち込んで変更しようとする動きには、私は賛同できません。Tcyiswalk 2005年5月23日 (月) 08:20 (UTC)[返信]
  • (西蔵)両方とも立てて相互にリンクすればいいと思いますが、二者択一となれば地名ですからご当地中国での漢字表記を尊重すべきと考えます。--Yonsama 2005年5月23日 (月) 18:54 (UTC)[返信]
  • (西蔵)日本と中国は、それぞれの固有名詞を、漢字表記はそのまま、それぞれの発音で読んで、自国語の表記とするのを原則としています。この相互主義は、両国が外交的に正式に確認したものです。中国の固有名詞で、この原則が破れてカナ表記されるのはどのような場合かというと、漢字表記自体が別の言語を単に音写したに過ぎない場合で、その場合、外国固有名詞の日本語表記における別の原則「原音主義」によって写されることになります。つまり「維吾爾」が「ウェイウーアル」ではなく「ウイグル」と、「蒙古」が「モンクー」ではなく「モンゴル」と、「壮」が「チョワン」ではなく「チワン」とカタカナ書きされるのは、この現音主義によっています。ちなみに「回」は、当該民族が中国語を母語とする民族なので、漢字表記はそのまま、日本語で「かい」と発音される。「西蔵」という呼称は、チベットの南部2分の1程度の領域に対し、中国人が中国語でつけた固有名詞であって、チベット語による呼称は、別に「プー(bod, 波、博と漢字転写)」という呼称があります。つまりチベット民族の自治区に対する日本語表記は、ふたつの原則にもとづくなら、「西蔵」と表記して「せいぞう」と発音するか、「プー」を用いるか、ということになります。日本では、「西蔵」と書いて「チベット」と読みをふる習慣が、明治の末にチベット入りした河口慧海以来行われており、日本のチベット学の専門家たちが組織する学会が、「日本西藏学会(にほん-ちべっと-がっかい)」などと名乗っていますが、満州語でいうトゥベト、モンゴル語でいうトェベトを、ダライラマ政権が確保した「西蔵」部分だけに限定しようとする清末以来の特殊なイデオロギー背景を有した用法の影響をうけた使用法であり、あまりこのましいものではありません。河口以来、日本人にとっては慣れ親しんだ表記でもあり、なにより、中国人自身が採用している正式表記でもありますから、「西蔵」とかいて「せいぞう」とよむ呼称をもちいるのが、もっとも無難であろうと思われます。--Dalaibaatur 2005年5月24日 (火) 17:37 (UTC)[返信]
  • (チベット)政治的に微妙な名称は、「正式」とか「歴史的に見て」いう基準で決めるべきではないと思います。もっとも用例が多いものを選ぶという第3の基準なら中立的です。用例の少ないものを表記に選ぶというのは、その時点でなんらかの政治的メッセージをウィキペディアが発していることになり、中立的観点から外れます。--Ligar 2005年5月26日 (木) 00:16 (UTC)[返信]
  • (西蔵)要約をまとめながら新しい発見に驚くばかりです。漢字「西蔵」を「チベット」と読み慣わしてきたのなら、ウィキペディアでもそうすべきだろうと思います。つまり「項目名:西蔵自治区、読み仮名:(せいぞうじちくまたはちべっとじちく)」とするわけです。--miya 2005年5月26日 (木) 04:33 (UTC)[返信]
  • (チベット)Wikipediaは言葉狩りの場ではないですよね?またここでタイトルページにしたからと言って、今後それが日本語の標準になると言ったものでもないですね?私の個人的見解ですが、チベットを語るとき「西蔵」なんて単語を日本語では一般的に使わないと思います。西蔵はあくまで中国語ではないですか?Buckstars 2005年5月28日 (土) 15:57 (UTC)[返信]

* (コメント)日本ではチベット学の専門家たちによって組織された学会が、「日本西藏学会(にほん-ちべっと-がっかい)」と名乗っています。--Dalaibaatur 2005年5月29日 (日) 04:12 (UTC)[返信]

  • (西蔵)中国の地名として、カタカナ表示のチベットより歴史を感じさせてくれる西蔵のほうが好きです。--Miya.m 2005年5月30日 (月) 13:25 (UTC)[返信]
  • (西蔵)まず原則として漢字地名は転写を除き原語表記という方針のもとで、それを採らない妥当な理由があるかどうかを考えました。Nacsis Webcat で検索語として調べますと、全資料モードで
西蔵
662件、(出力結果には Tibetをも含む)

となります。最初のほうに

  • 10位 # Sa-bcad of dGe 'dun grub pa'i gsung 'bum. -- 東洋文庫, 1999. -- (Studia Tibetica ; no.36 . 西蔵仏教基本文献 / 東洋文庫チベット研究室著 ; 第4巻) 
が出てきまして、西蔵とチベットと印欧語のTibetはほぼ互換であるという主張はおそらく正しく、しかし日本では西蔵とはいわないというのはいいすぎであるということが推察されます。この後100位までで西蔵を用いる日本語文献を拾いますと
  1. 『西蔵研究』分類目録 / 熊切武彦編著 ; 1号-69号. -- 東京文献センター, 2000 
  2. スエン・ヘディンの西蔵探検記 / 春日俊吉著. -- ベースボール・マガジン社, 1964. -- (秘境探検双書)
  3. 印度民話集 : 西藏傳承 / シーフネル原譯 ; 吉原公平譯. -- 日新書院, 1943
  4. 神戸大学西蔵学術登山計画書 : チベット・ヒマラヤ. -- 神戸大学西蔵学術登山隊実行委員会, 1985
  5. 西蔵(チベット)自治区総合考察団報告書 / 日中経済協会. -- 日中経済協会, 1984
  6. 西蔵図像聚成 / 頼富本宏, 宮坂宥明監修. -- 四季社, 2001
  7. 西蔵大脱走 / 狩野あざみ ; 上, 下. -- 徳間書店, 1992. -- (Tokuma Novels ; . 亜州黄竜伝奇 / 狩野あざみ〔著〕 ; 3-4)
  8. 西蔵文典 / 河口慧海著. -- 〔北村博〕, 199-. -- (河口慧海全集 / 河口慧海〔著〕 ; 13)
  9. 西藏の資源と邦品進出の可能性 / 多田等觀述. -- 東京商工會議所, 1935.-- (商工資料 ; 第15號)
  10. 西藏を越えて聖峯へ : エヴェレスト冒險登攀記 / J.B.L.ノエル著 ; 大木篤夫譯. -- 博文館, 1931. -- (最新世界紀行叢書 ; 2)
  11. 西藏を望みて / 石川順[著]. -- 日本堂], 1922

となります。ここから

  • 戦前は圧倒的に西藏のみのものが多い
  • しかし西藏という語は戦後も使われてないわけではない(上記11点のうち6点は戦後、初版のもの)。西藏単独での使用例もとくに近年に限らず散見する。
  • チベットと西藏をほぼ互換として使う用例がある(これは地域概念としての両者が重なるということではなく、あくまでもその用例においてはということです)

と判断し、したがって西藏という名称はチベットと同様に日本語として十分な定着をしていると考えます。いっぽうチベットについては

  • シナ・チベット諸語・比較研究略史 / 西田龍雄 ; I. -- アジア・アフリカ文献調査委員会, 1964. -- (アジア・アフリカ文献調査報告 ; 第53冊 . 言語・宗教 ; 7)
  • チベット: 中国・ネパール インド・ブータン チベット文化圏完全ガイド /

旅行人編集室著. -- 旅行人, 1996. -- (旅行人ノート ; 1) のように日本語の文脈では地域概念として用いる用例も数多く、用例の多いこと(1243件とほぼ倍、出力結果にはTibetを含む)自体はチベットが自治区の名称としてより妥当である、と考える材料にはならないと考えました。指している範囲がより広いならば、用例もまた多いのが自然だからです。

上で諸氏の触れた論点をもかんがみ

  • 自治区の名称としては西藏または併記
    • NACSISの出力では「西藏自治区」2に対して「チベット自治区」1で、標本数が少なすぎるため参考にはならないと感じました。
  • 地域名称としてはチベット

とするのが妥当であろうとの結論に至りました。以上です。 --Aphaia 2005年6月1日 (水) 05:09 (UTC)[返信]

  • (チベット)まず、直前のAphaiaさんはじめ、判断のための有意なデータを示していただいた方々にお礼を言いたいと思います。各人が提示された情報のいくつかについて、私も再調査しましたので、その結果を示します。調査方針としては、「西蔵/チベット」ではなく明確に「西蔵自治区/チベット自治区」と判別できるものについて、さらに明らかに日本語でない(中国語である)と判別されるものを除外して、行いました。
  1. 政府機関による使用(再調査)
    Google検索により、*.go.jpドメインでのオンラインにおける使用状況(site:go.jpでそれぞれ検索)は、チベット自治区が198件、西蔵自治区が28件でした。Trek011さんが指摘しているように、外務省(*.mofa.go.jp)では「西蔵自治区」は用いられていませんでした。その他のgo.jpサイトにおいては表記が統一されてはおらず、両者共に使用されていますが、数カ所見た限りにおいては「チベット自治区」の方が「西蔵自治区」よりも出現頻度が高いようです。
  2. NACSIS webcatの検索結果(再調査)
    NACSIS webcatによって検索された、書籍名の結果はAphaiaさんの指摘された通りです。ただし一点補足しておくと、Aphaiaさんが提示されたNACSISの検索結果について「西蔵自治区」で検索された二件のうち一件は中国語文献のように思われました。どちらも「〜自治区」までを書籍名として含むものは極めて少ないようです。
  3. 日本西蔵学会における使用(再調査+新規調査結果)
    Dalaibaaturさんが提示された日本西蔵学会についてですが、確かに日本語において「西蔵」という表記が使われている実例になると思います。しかし一方で、そのサイトの「日本におけるチベット研究文献」(1996年以降を収載)を見ると、「チベット」「西蔵」「チベット自治区」の表記はそれぞれ認められますが、「西蔵自治区」という表記は見当たりません。なお「チベット自治区」という表記は6件ありますが、うち2件は施設名であるため、研究論文名として有意だといえるのはおそらく4件でしょう。
  4. 東洋文庫の検索結果(新規調査結果)
    東洋文庫のデータベースにおいては、参考資料としてオンライン公開している中央アジア研究文献(最終更新2003年、旧ユネスコ東アジア文化研究センター作成)により、日本語の著作または日本語訳された文献を検索したところ、「チベット自治区」を用いているものが4件、「西蔵自治区」を用いているものが2件見つかりました。東洋文庫内の、他のオンラインデータベースにはどちらもありませんでした。
  5. 西蔵学会リストと東洋文庫リストの比較
    東洋文庫リストにあった「西蔵自治区」2件については、それぞれ1964年、1990年のものであることが、上述した日本西蔵学会のリストに入っていない理由だと思われます。両者に重複している分もあるので併せて時代順に並べると以下の通りです(全9件:西蔵学会4件と東洋文庫6件うち重複1件)
  1. 西蔵自治区各級人民代表大会選挙条例」- 笠原正明 著-『神戸外大論叢』14:3. 1963年. pp.53-64.
  2. 「東アジア歴史の旅ガイド(4)−−中国西蔵自治区ラサ市 チベット仏教の聖地・ラサ」- 川田秀文 著 -『月刊しにか』 1:4. 1990年. pp.12-123
  3. 「東アジア歴史の旅ガイド(21)−−中国チベット自治区ギャンツェ県 イギリス・チベット戦争の故地」- 川田秀文 著 -『月刊しにか』2:12. 1991年. pp.114-115
  4. チベット自治区(中国地域シリーズ 30 最終回)」- 中嶋誠一 著 -『海外事情』 40:9. 1992年. pp.127-133.
  5. 「中国・チベット自治区−−チベット語の興亡と出版物の現状(特集・アジアの社会変動と言語・出版環境の変化)」 - 八巻佳子 著 - 『アジ研ワールド・トレンド』 2:12(18). 1996年. pp.7-9.
  6. チベット自治区における文物保護の現状」-甲央 著;福田 高徳 訳 - 『大正大学綜合仏教研究所年報』 22. 2000年. pp.251-236.(註:ページ数はデータベースの記載のまま)
  7. チベット自治区ンガリ、ツァン地方の女性の服飾」 - 森田登代子 著 -『日本服飾学会誌』20号, 2001年, pp.81-92,
  8. 「中国チベット自治区の人口問題」-牛黎濤 著-『大正大学綜合仏教研究所年報』24号, 2002年, pp.71-104,
  9. 「「政教分離」の限界:中国チベット自治区ラサにおける騒乱の分析から」 - 大川謙作 著 -『アジア経済』45-7, 2004年,pp.29-44,

このリストを見ると、Aphaiaさんが「チベット」「西蔵」で分析されたのと同じように、古い年代の文献では「西蔵自治区」が用いられていることが判ります。また興味深い点としては、1990年に「西蔵自治区」の表記を用いていた川田秀文氏が、翌1991年には同じ月刊誌で「チベット自治区」の表記に変えている点が挙げられるでしょう。氏が表記を変えた理由については文献リストだけでは判りません。もしかしたら、この文献には何か理由が書いてある可能性もありますので、もし入手されている方がおられましたらチェックをお願いします。理由について判らない状態でいろいろと推測しても、それはあくまで推測の域を出ないので、ここでは単に「表記を途中で変えた著者がいる」という事実の指摘にとどめます。

まとめると

  1. 日本政府については、外務省は「チベット自治区」を用いているが、それ以外の政府関連機関では(大使館なども含めて)表記は一定していない(ただし、チベット自治区が優勢のようである)
  2. チベット学/中央アジア学に関する日本語文献では、古くは(1990まで)「西蔵自治区」の表記であったが、それ以降は「チベット自治区」の表記がなされている。(ただし、どちらも出現頻度は低い)

上の調査結果を根拠として、私は、出現頻度の低さ故に一意に判断しうる状況にあるとは言えないものの、(1)政府機関で優勢に用いられている名称であり特に外務省では統一されている可能性が高い、 (2)チベット学および中央アジア学の分野で、2005年現在優勢に用いられている名称である、と推察し、チベット自治区の方がより汎用的であると考え、「ウィキペディアの項目名としては汎用的な方を選択した方がいいだろう」という考えに基づいて「チベット自治区」に投票します。なお、この他に参照すべき分野があるなど、判断材料を見落としている可能性は十分にありますので、判断材料の提示如何によっては再考の余地を残しておく必要は感じています。 --Y tambe 2005年6月1日 (水) 09:17 (UTC)[返信]

  • 棄権したのは、第一回の投票時と意見が変わっていないためです。百科事典の利用者は中等教育を受けている層に多いだろう、であれば、その層が触れている用語が良いだろうとふだんから考えております。したがって、チベット(西蔵)自治区、もしくは西蔵(チベット)自治区という表記を推します。Hareno 2005年6月1日 (水) 11:57 (UTC)[返信]