ニューヨーク三部作

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ニューヨーク三部作The New York Trilogy)とは、ポール・オースターの小説『ガラスの街』『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』の総称。

共通点[編集]

ニューヨークを舞台とし、探偵(または、人探しを運命付けられた人間)が、自分のドッペルゲンガーを探しているような感覚に襲われるのが、三作の共通点。ちなみに、これらの後に書かれた『リヴァイアサン』も同種の趣向の作品である。

評価[編集]

アヴァン・ポップ」という概念の提唱者の一人として知られる文芸評論家ラリイ・マキャフリイは、二十世紀の英語圏フィクション文学作品100選で、この三部作を一まとめにして、69位に位置づけた[1]

翻訳[編集]

洋書[編集]

  • Faber&faber社が三部作を一まとめにして刊行している[2]

脚注[編集]

外部リンク[編集]