ナタリヤ・オシポワ
ナタリア・オシポワ | |
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生誕 |
Natalia Petrovna Osipova 1986年5月18日(38歳) ソビエト連邦・モスクワ |
教育 | ボリショイ・バレエ・アカデミー |
職業 | バレエダンサー |
現所属 | ロイヤル・バレエ団 |
過去所属 | ボリショイ・バレエ、ミハイロフスキー・バレエ |
ナタリア・ペトローヴナ・オシポワ (露: Ната́лья Петро́вна О́сипова, Natalia Petrovna Osipova, 1986年5月18日 - )はロシア・モスクワ生まれのバレリーナ。現在ロンドンのロイヤル・バレエ団のプリンシパル・バレリーナ。
幼少期
[編集]モスクワに生まれ、9歳から[1]ミハイル・ラヴロスキーバレエ学校でバレエを学ぶ。1996年から2004年にかけて、ボリショイ・バレエ・アカデミーにてマリナ・コトヴァおよびマリナ・レオノワに師事した。
経歴
[編集]18歳でボリショイ・バレエにコール・ド・バレエとして入団。2005年にアレクセイ・ファジェーチェフ版ドン・キホーテでキトリ役を踊って批評家の賞賛を浴び [2]、2006年にソリストに昇格。2007年にはダンスマガジン誌が選ぶ「注目の25人(25 to Watch)」に選出され[3]、2009年にリーディング・ソリストに昇格した。2010年にはプリンシパルに昇格するが、2011年に「芸術的な自由のため」として退団した[4]。
ボリショイ・バレエ退団後にはアメリカン・バレエ・シアターのメトロポリタン歌劇場でのシーズンに客演した。同団では『ドン・キホーテ』でホセ・カレーニョと共演した他、『眠れる森の美女』と『ロメオとジュリエット』ではデイヴィッド・ホールバーグと共演した[5]。『眠れる森の美女』の公演の前週にメトロポリタン歌劇場の外で強盗に襲われたが幸いにも軽傷で済み、無事に公演を迎えることができた。オシポワの被害はトゥシューズ1足と、それを整形するための小さなハンマーだけであった[6]。2011年12月にはミハイロフスキー・バレエに入団した。
2011年にはロイ・アサフの『Six Years Later』でジェイソン・キッテルバーガーとパートナーを組んだ他、アレクセイ・ラトマンスキーの『悲しきワルツ(Valse Triste)』に出演した。このシーズンにはルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの月光ソナタや大石裕香による『シューベルトのアヴェ・マリア』など、いくつかのソロ公演もこなした[7]。
2013年4月8日にはオシポワがロイヤル・バレエ団にプリンシパルとして入団することが発表された。ロイヤル・バレエ団とは以前に『白鳥の湖』に客演した縁があったが、オシポワはこの移籍の動機として、より幅広く多様なレパートリーがあることを挙げた[8]。2013年11月21日にマクミラン版『ロメオとジュリエット』にカルロス・アコスタとのペアで出演してロイヤル・バレエ団でのデビューを飾った。続いて『くるみ割り人形』と『ジゼル』ではアコスタとフェデリコ・ボネッリと共演している[9]。
2016年には『アナスタシア』でアナスタシア大公女/アンナ・アンダーソン役を演じた[10]。
2018年には、1975年のアントニー・チューダー作『葉は色あせて(The Leaves Are Fading)』を改訂した『Pure Dance』にデイヴィッド・ホールバーグとともに出演した[7]。
2019年にはアーサー・ピタの『The Mother』に母親役で出演[11]、同年6月にはジェラルド・フォックスのドキュメンタリー映画『Force of Nature』にも出演した[12]。また、ニューヨークのリンカーン・センターでの『ジゼル』公演でデイヴィッド・ホールバーグと共演した[13]。
参考文献
[編集]- ^ “Natalia Osipova, ballet dancer – portrait of the artist”. The Guardian. (10 December 2013) 20 October 2019閲覧。
- ^ “Большой театр”. bolshoi.ru. 21 June 2011時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年1月20日閲覧。
- ^ Stahl, Jennifer (January 2007). “25 to Watch”. Dance Magazine .
- ^ Wakin, Daniel J. (14 November 2011). “Bolshoi Is Stung by Loss of Two Stars”. The New York Times 20 October 2019閲覧。
- ^ Sulcas, Roslyn (17 June 2010). “A Determined Ballerina, Propelled to the Top”. The New York Times 20 October 2019閲覧。
- ^ Wakin, Daniel J. (15 June 2010). “ABT Ballerina Is Attacked”. The New York Times 20 October 2019閲覧。
- ^ a b “Natalia Osipova: Pure Dance review – a dizzying odyssey from past to present”. The Guardian. (14 February 2018) 20 October 2019閲覧。
- ^ Sulcas, Roslyn (10 April 2013). “Russian Ballerina Natalia Osipova Joins London's Royal Ballet”. The New York Times. 20 October 2019閲覧。
- ^ “Giselle | Performers & Credits”. Fathom Events. 1 February 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。22 January 2014閲覧。
- ^ Mackrell, Judith (27 October 2016). “Anastasia review – Natalia Osipova offers sensitive glimpses of a soul in hell”. The Guardian 20 October 2019閲覧。
- ^ Winship, Lyndsey (21 June 2019). “The Mother review – Natalia Osipova dances to hell and back”. The Guardian 20 October 2019閲覧。
- ^ Bradshaw, Peter (6 June 2019). “Force of Nature Natalia – fascinating study of the Royal Ballet's star dancer”. The Guardian 20 October 2019閲覧。
- ^ Macaulay, Alastair (20 May 2018). “Many Giselles, but Only One Osipova”. The New York Times 5 January 2020閲覧。