デニス・ベリンチク

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デニス・ベリンチク
基本情報
本名 デニス・ベリンチク
階級 ライト級
身長 170cm
国籍  ウクライナ
誕生日 (1988-05-05) 1988年5月5日(35歳)
出身地 ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の旗 ウクライナ・ソビエト社会主義共和国クラスノドン英語版
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 17
勝ち 17
KO勝ち 9
敗け 0
引き分け 0
無効試合 0
テンプレートを表示
獲得メダル
 ウクライナ
男子 ボクシング
オリンピック
2012 ロンドン ライトウェルター級
世界ボクシング選手権
2011 バクー ライトウェルター級
ユニバーシアード
2013 カザン ライトウェルター級
国際大学スポーツ連盟
2010 ウランバートル フライ級

デニス・ベリンチクDenys Berinchyk1988年5月5日 - )は、ウクライナのプロボクサー。クラスノドン英語版出身。ロンドンオリンピックライトウェルター級銀メダリスト。

来歴[編集]

アマチュア時代[編集]

ロンドンオリンピックに2回戦から出場し、初戦となったアンソニー・イギットを破るとジェフ・ホーンを準々決勝で破るが決勝戦でロニエル・イグレシアスに敗れはしたものの銀メダルを獲得した[1]

プロ時代[編集]

2015年6月4日、オレクサンドル・ウシク等を擁するK2プロモーションズ・ウクライナと契約した[2]

2015年8月29日、キーウキエフ・スポーツ宮殿でプロデビュー[3]

2017年12月16日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでアラン・ヴァレスピンとWBOオリエンタルライト級王座決定戦を行い、6回1分53秒KO勝ちを収め王座を獲得した[4]

2018年6月23日、キーウのキエフ・スポーツ宮殿でホセ・ルイス・プリエトと対戦し、6回終了時にプリエトが棄権した為TKO勝ちを収め初防衛に成功した[5]

2018年12月22日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでロジーキー・クリストバルとWBOインターナショナルライト級王座決定戦を行い、7回2分44秒TKO勝ちを収め王座を獲得した[6]

2019年4月20日、キーウのキエフ・スポーツ宮殿で荒川仁人と対戦し、12回3-0(2者が120-107、118-109)の判定勝ちを収め初防衛に成功した[7][8]

2019年10月5日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでパトリシオ・ロペス・モレノと対戦し、12回3-0(120-109、2者が120-108)の判定勝ちを収め2度目の防衛に成功した[9]

2020年2月22日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでヘクター・エドガー・サルミエントと対戦し、12回3-0(117-112、118-110、117-111)の判定勝ちを収め3度目の防衛に成功した[10]

2020年10月8日、リシニキーのエクィーデス・クラブでヴィオレル・シミオンと対戦し、7回終了時にシミオンが棄権した為TKO勝ちを収め4度目の防衛に成功した[11]

2021年3月21日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでホセ・サンチェスと対戦し、3回35秒TKO勝ちを収め5度目の防衛に成功した[12]

2021年12月19日、ブロヴァルィーのアイス・パレス・ターミナルでイサ・チャニエフと対戦し、12回3-0(118-112、116-112、118-111)の判定勝ちを収め6度目の防衛に成功した[13]

2022年11月29日、K2プロモーションズ・ウクライナと共同プロモーションの形でフランク・ウォーレンのクィーンズ・ベリー・プロモーションズと契約した[14]

2022年12月3日、トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われたタイソン・フューリーデレック・チゾラ第3戦の前座でEBUヨーロッパライト級王者のイヴァン・メンディと対戦し、12回3-0(117-111、2者が116-112)の判定勝ちを収めEBU王座を獲得、WBOインターナショナル王座は7度目の防衛に成功した[15]

獲得タイトル[編集]

  • WBOオリエンタルライト級王座
  • WBOインターナショナルライト級王座
  • EBUヨーロッパライト級王座

脚注[編集]

  1. ^ “Four gold medals for Ukraine”. supersport.com. (2011年10月8日). http://www.supersport.com/boxing/article.aspx?Id=1071801 2011年12月4日閲覧。 
  2. ^ Denis Berinchyk Inks Pact With K2 Promotions”. Boxingscene.com. 2015年6月4日閲覧。
  3. ^ Usyk Destroys Muller in Three, Berinchyk Wins”. Boxingscene.com. 2015年8月29日閲覧。
  4. ^ Denys Berinchyk Secures KO Win To Capture WBO Regional Belt”. Boxingscene.com. 2017年12月16日閲覧。
  5. ^ Berinchyk Beats Prieto by Technical Knockout”. uatv.ua (2018年6月24日). 2022年2月7日閲覧。
  6. ^ Ukrainian boxer Berynchyk triumphs over Filipino fighter Cristobal”. 112.international (2018年12月23日). 2022年2月7日閲覧。
  7. ^ Denis Berinchyk outhustles Nihito Arakawa to retain WBO lightweight title”. maxboxing.com (2019年4月22日). 2022年2月7日閲覧。
  8. ^ 荒川仁人は12回判定負け 世界再挑戦アピールならず Boxing News(ボクシングニュース)2019年4月21日
  9. ^ Український боксер Денис Берінчик захистив титул WBO International (ФОТО, ВІДЕО)”. uatv.ua (2019年10月6日). 2022年2月7日閲覧。
  10. ^ Berinchyk Defended The Title, And Derevyanchenko Has Lost The Battle”. galpost.com (2019年10月6日). 2022年2月7日閲覧。
  11. ^ Denys Berinchyk, Max Bursak Pick Up Big Wins in Ukraine”. Boxingscene.com (2020年10月8日). 2022年2月7日閲覧。
  12. ^ Denys Berinchyk Stops Jose Sanchez in Three in Brovary, Ukraine”. Boxingscene.com (2021年3月21日). 2022年2月7日閲覧。
  13. ^ Boxing Results: Denys Berinchyk Defeats Isa Chaniev In Ukraine”. boxingnews24.com (2021年12月20日). 2022年2月7日閲覧。
  14. ^ Denys Berinchyk Eager To Topple Yvan Mendy on Fury-Chisora Card”. Boxingscene.com. 2022年11月29日閲覧。
  15. ^ Denys Berinchyk Banks Wide Points Win Over Yvan Mendy For EBU Title”. Boxingscene.com. 2022年12月3日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]