テオドール・ヘンドリック・ファン・デ・フェルデ
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テオドール・ヘンドリック・ファン・デ・フェルデ(Theodor Hendrik van de Velde、1873年2月12日 - 1937年4月27日[1])は、オランダの婦人科医。『完全なる結婚』を著した[2]。
経歴
[編集]ハールレムで軍人の父親の下に生まれ、1899年に医学博士の学位を取得した[3]。同年に3歳上のヘンリエッタと結婚したが、1909年に患者で8歳下のマルタ・ブレイテンステイン・フーグランドと恋に落ちた。この関係は周囲からも非難され、テオドールとマルタはヨーロッパ各地を転々とした。1913年にヘンリエッタと正式に離婚し、その5日後にギリシャのコルフ島でマルタと結婚した。その後、スイスのロカルノ近郊に移り住んだ[4]。
人物
[編集]『結婚愛』を書いたマリー・ストープスをライバル視しており、再三彼女に言及した。『完全なる結婚』を書いた目的の一つは、『結婚愛』よりも優れた結婚入門書を書くことだった[5]。
脚注
[編集]- ^ “27. April 1937 - Theodor Hendrik van de Velde stirbt”. WDR (2012年4月27日). 2024年4月27日閲覧。
- ^ 改訂新版 世界大百科事典『ファンデベルデ』 - コトバンク
- ^ ファン・デ・フェルデ 1982, p. 393.
- ^ ファン・デ・フェルデ 1982, p. 394.
- ^ ファン・デ・フェルデ 1982, pp. 395–396.
参考文献
[編集]- テオドール・ヘンドリック・ファン・デ・フェルデ 安田一郎訳 (1982). 完全なる結婚. 河出書房新社. ISBN 978-4309470191