チャコウラナメクジ

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チャコウラナメクジ
Lehmannia valentiana shell.jpg
チャコウラナメクジの甲羅状の殻
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
亜綱 : 有肺亜綱 Pulmonata
: 柄眼目 Stylommatophora
: コウラナメクジ科 Limacidae
: Lehmannia
: チャコウラナメクジ
L. valentiana
学名
Lehmannia
(Férussac, 1822)
和名
チャコウラナメクジ
英名
Threeband gardenslug
チャコウラナメクジ
ニヨリチャコウラナメクジ

チャコウラナメクジ(茶甲羅蛞蝓)、学名 Lehmannia valentiana (または Ambigolimax valentianus)は柄眼目コウラナメクジ科に分類される陸生の巻貝の一種。殻は退化して1枚の甲羅状となって体内にある。日本にはもともと分布していなかった欧州原産の外来種であるが、日本では市街地や人家周辺で最も普通にみられるナメクジの一つになっている。

分布[編集]

ヨーロッパ原産。

日本(本州四国九州)に移入分布する。

特徴[編集]

体長5cm。体の前方背面が甲羅状になっており、甲羅には灰黒色の2本のすじ模様がある。

石の下などに、20-30個ほどの透明なゼリー状の卵を産む。

外来種問題[編集]

日本では1950年代頃に本州においてアメリカ軍物資に紛れ込んで侵入したものと考えられている。家庭菜園や鉢植えの植物を摂食する農業害虫となっている。

本種は日本生態学会により日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。

同属で外見的に類似したニヨリチャコウラナメクジL. nycteliaが東日本を中心に移入している。国内ではこれらの種以外にも多くの外来ナメクジ類が侵入・定着している可能性があるが、詳細な研究は行われていない。植物防疫法の検閲によってナメクジ類の分布は厳しく監視されている。

参考文献[編集]