スズランテープ

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さまざまな色のスズランテープ

スズランテープは、1962年に発売された伊藤忠サンプラス株式会社(シーアイ化成子会社)の商標であり、ごく薄く幅の広い合成繊維製のテープを指す市場名である。

同社の製品は花の名にちなむものが多かったとされるが、それら名称の確かな由来は不明である。「スズランテープ」に関しては、発売当時の生産ラインが札幌に存在し、1960年にスズランが「札幌市の花」に制定されたことも関連があると推測される[1]

ポリエチレン製が一般的であるが、比較的強度の高いポリプロピレン製のものも存在する。他社の類似品とあわせて「PEテープ(ポリエチレンテープ)」「PPテープ(ポリプロピレンテープ)」「平テープ」などとも総称されるが、「ホッチキス」、「セロテープ」などと同様、「スズランテープ」の名称が市場名として通用する。なお、同様の合成繊維を原料として「ひも」状の製品も市場に流通しており、スズランテープと混同されることもある。これらに関して区別を強調する場合は、「PEひも(ポリエチレンひも)」「PPひも(ポリプロピレンひも)」などと称される。

幅が50mm程度の薄膜でありながら繊維に対して長手方向の引張強度は比較的強い。防水性も高く荷造りなど家庭用の結束具として便利が良い。一方で幅方向には容易に裂くことができるという性質を利用して、スポーツ応援のポンポンをはじめとする各種手芸用としても需要があり、市場でみられるスズランテープの色の種類は豊富である。

脚注[編集]

  1. ^ 直子の教えてランド」 『山ちゃん直子のラジオマガジン』 2001年5月4日放送分、北海道放送。2011年1月17日閲覧。

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