ジリナ - コシツェ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジリナ - コシツェ線
ジリナ - コシツェ線の路線図
ジリナ - コシツェ線の路線図
路線番号180
路線総延長239 km
軌間1435 mm
電圧3000V直流
最大勾配 15 パーミル
最高速度120 km/h
停車場・施設・接続路線
ABZg+l
K-Č線K-M線
BHF
98.8 コシツェ
HST
102.8 ディアハノヴツェ
HST
107.4 コストリャニ(ホルナード)
HST
112.4 トレベヨフ
HST
114.4 キサク
ABZgr+r
キサク - ムシナ線
HST
121.1 ヴェルカー・ロディナ
HST
123.7 マリア・ロディナ
HST
125.8 ルジン
HST
131.3 マルゲツァニ・ザスターヴカ
ABZgl+l
チェルヴェナー・スカラ - マルゲツァニ線
BHF
133.7 マルゲツァニ
HST
138.9 クルクナヴァ
HST
141.0 リフナヴァ
BHF
144.1 クロムパヒ
ABZg+r
スピシスケー・ヴラヒ - スピシスケー・ポドフラヂェ線
BHF
151.2 スピシスケー・ヴラヒ
HST
155.4 オルツナヴァ
HST
158.0 ヴィトコヴツェ
HST
159.2 フラスチ(ホルナード)
HST
161.8 マテヨヴツェ(ホルナード)
BHF
164.5 マルクショヴツェ
HST
168.4 テプリチカ(ホルナード)
ABZg+r
スピシスカー・ノヴァー・ヴェス - レヴォチャ線
BHF
173.3 Spisšká Nová Ves
HST
176.0 スミジャニ
HST
180.0 スピシュスケー・トマーショヴツェ
HST
181.4 レタノヴィツェ
HST
186.0 ヴィドルニーク
HST
188.7 スピシュスキー・シュティアヴニック
HST
193.7 ガーナノヴツェ
ABZg+r
ポプラド・タトリ - プラヴェチ線
BHF
199.4 ポプラド・タトリ
ABZgr
タトラ電鉄連結線
HST
206.5 スヴィト
HST
210.7 ルチヴナー
HST
215.4 シュトルバ・ザスターヴカ
ABZgr
シトルブスケー・プレソ - シトルバ線連絡線
HST
224.7 ヴァジェツ
HST
230.6 ヴィーホドナ
BHF
241.4 クラリョヴァ・レホタ
HST
246.5 リプトフスキー・フラードック
HST
249.9 ポドトゥレニー
HST
253.7 オコリチネー
BHF
257,6 リプトフスキー・ミクラーシュ
exSTR+l eABZgr
移設区間
exSTR hKRZWae
ヴァーフ川
exSTR SKRZ-Au
自動車道D1
exHST STR
旧チリプトフスキ・トルノヴェツ
exSTR BHF
268.0 リプトフスケー・ヴラヒ
exHST STR
旧パリーゾヴツェ
exHST STR
旧ヴラシュキー
exSTRl eKRZ exSTR+r
eABZg+l exSTRr
移設区間
BHF
272.1 リプトフスカー・テプラー
BS2+l BS2+r
STR DST
275.5 výhybňa Lisková
BS2l BS2r
HST
276.9 リスコヴァ
eABZg+l
ルージョムベルク - コリントニツァ線(狭軌)
BHF
280.4 ルジョムベロク
SBRÜCKE
一級道路59号
HST
282.7 ルジョムベロク・リバールポレ
HST
285.7 フルボルトヴァー
HST
290.8 シュヴォショヴ
BHF
293.1 リュボフニャ
HST
295.1 スタンコヴァニ
hKRZWae
オラヴァ川
SBRÜCKE
一級道路70号
ABZg+r
クラリョヴァニ - トルステナー線
BHF
298.6 クラリョヴァニ
TUNNEL1
クラリョヴァニトンネル (523 m)
HST
302.2 シュートヴォ
HST
304.2 クルペリャニ
WBRÜCKE1
クルペルリアンスキ運河
SKRZ-Au
自動車度D1
BHF
308.1 テゥラニ
hKRZWae
ヴァーフ川
SKRZ-Au
自動車度D1
SBRÜCKE
一級道路18号
HST
311.9 スチャニ
ABZgl
ヴルートキ三角線
DST
315.0 Vrútky nákladná stanica
ABZg+l
ズヴォレン - ヂヴャキ線
BHF
316.8 ヴルートキ
WBRÜCKE1
トゥリエツ川
SKRZ-Au
自動車度D1
SBRÜCKE
一級道路18号
TUNNEL1
ストレチノ第一トンネル (318 m)
BS2+l BS2+r
TUNNEL1 TUNNEL1
ストレチノ第二・第三トンネル (593 m, 524 m)
hKRZWae hKRZWae
ヴァーフ川
BS2l BS2r
HST
326.0 ストレチノ
WBRÜCKE1
ヴァリンカ川
HST
329.4 ヴァリーン
HST
334.1 テプリチカ(ヴァーフ)
hKRZWae
ヴァーフ川
SBRÜCKE
一級道路60号
BHF
337.6 ジリナ
ABZgl
ジリナ - ライェツ線
ABZgl
Ž-MuJ線Br-Ž線

ジリナ - コシツェ線(ジリナ - コシツェせん、スロバキア語:Železničná trať Žilina – Košice)は、スロバキア国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は180

歴史[編集]

1870年9月1日に、コシツェ - キサク間がキサク - プレショウ間と同時に開業した。その後1871年から1872年にかけて、残りの区間がジリナ側から順次開業した[1]

急増する交通量のため、1930年代中期より複線化工事がはじまって、1955年まで長引いた。その過程でストレチノトンネルおよびヴァーフ川鉄道橋が追加で建設されるのが必要であった。ルジーン - マルゲツァニ区間が、ルジーン地域の山池造成のために、複線化工事の際に移設された。電車線は1956年から1961年まで設備された[2]。1970年代にリプトフスカー・マラ山池は水力発電の目的に造成されて、リプトフスキー・ミクラーシュ郡の区間移設が不可避であった。

1993年にこの路線は、チェコスロバキアの分離の結果でスロバキア国鉄の所属となった。2020年9月25日に鉄道施設運営主体のスロバキア国鉄がポプラド - シュトルバ区間の改修工事を開始した。工事の目的はブラチスラヴァ - コジツェ区間鉄道の現代化であり、工事費の中、7700万ユーロはEUの支援プログラムにより調達される[3]

運行形態[編集]

優等列車はプラハ発着便またはブラチスラヴァ発着で、それぞれ別の種別名となっているケースが多い。SC,RJ,EN,ECがプラハ発着、RJ,Rがブラチスラヴァ発着である。

超特急「スーパーシティ(SC)」[編集]

プラハ~ジリナ~コシツェ間に、一日1往復運行する。ジリナ以西は127号線に直通する。プラハ~コシツェを7時間半で結ぶ。

2015年以前は、シトルバを通過していた。

超特急「インターシティ(IC)」[編集]

ウィーン/ブラチスラヴァ - ジリナ - コシツェ間に運行しており、下記2系統に分かれる。

  • 速達便(キサク、ポプラドのみ停車)
    一日1往復の運行で、ブラチスラヴァ~コシツェを4時間40分で結ぶ。ウィーンにも直通する。2016年末に運行を開始した。
  • 主要駅停車便(旧レギオジェット)
    一日3往復運行している。ジリナ以西は120号線に直通する。ブラチスラヴァ~コシツェを5時間で結ぶ。なお、2020年春は運休、夏は一日1往復のみ運行。
    過去の運行形態
    2015年以前は、全列車がシトルバおよびスピシスカー・ノヴァー・ヴェスを通過していた他、夜行便も週3往復運行されていた。
    2016年度および2017年冬に限り、レギオジェット(RJ)として運行していて、大部分がシトルバにも停車していた。
    2020年春から2021年冬にかけて、運休や減便があったが、2021年4月10日に運行を再開した[4]

  • 過去の運行便
    2015年以前にも、上記旧レギオジェットとは別に、一日2往復(休日は1~3往復)運行していた。なお、週1往復のみフメンネー発着があり、ヴェリカー・ロヂナ以東で188号線に直通していた。
    2019年5月に、7日間限定で、コシツェ発ブラチスラヴァ行夜行列車が一日1本運行していた。この列車は、途中ポプラド・タトリ、リプトフスキー・ミクラーシュのみに停車する。

超特急「レギオジェット(RJ)」[編集]

下記1系統が運行している。

  • プラハ - ジリナ - コシツェ
    一日3往復運行する(昼行2往復、夜行1往復)。ジリナ以西は127号線に直通する。所要時間は、昼行便が8時間、夜行便が8時間半。
    過去の運行形態
    2015年以前は、ユーロシティ(EC)として、一日2往復運行していた(昼行1往復、夜行1往復)。また、全列車マルゲツァニを通過していた。
    2015年末に、種別がレギオジェットに変更された。
    2016年末に、夜行便のみマルゲツァニ停車となった。
    2017年末に、一日3往復に増発された。
    2020年春 - 2021年春にかけて、昼行1往復が運休していた。

  • 過去の運行系統
    2017年以前は、プラハ - ジリナ - ヴルートキ - ズヴォレン間に一日1往復運行していた。ジリナ以西は127号線に、ヴルートキ以東は170号線に直通していた。2015年以前はユーロシティ(EC)として運行していた。
    2016年度、および2017年冬に限り、ブラチスラヴァ - ジリナ - コシツェ間に、一日3往復運行していた。詳細は下記インターシティ(IC)の項目を参照。

寝台特急「ユーロナイト(EN)」[編集]

下記2系統が運行している。

  • スロヴァキア号: プラハ/ブラチスラヴァ - ジリナ - コシツェ - フメンネー
    一日1往復運行する。ジリナ以西は127号線に直通する。プラハ~コシツェを9時間40分~10時間20分で結ぶ。プラハ行に限り、シトルバ、クラリョヴァニ、ヴルートキを通過する。ブラチスラヴァ発の車両を連結し、ジリナで併結・分割する(ジリナ以西は区間リーフリク(RR)として運行)。
    過去の運行状況
    かつては、コシツェ発着であった。また、ブラチスラヴァ行の車両はコシツェ方面行のみ連結していた。上下ともシトルバ、マルゲツァニを通過していた他、クラリョヴァニはコシツェ方面行が通過、プラハ方面行が停車であった。
    2015年末に、上下ともクラリョヴァニ、ヴルートキに停車する様になった。
    2017年末に、フメンネーまで延伸され、上下ともブラチスラヴァ行の車両を連結する様になった。
    2018年末に、上下ともマルゲツァニ停車となった一方、コシツェ方面行がシトルバ停車、プラハ方面行がクラリョヴァニ、ヴルートキ通過となった。

  • 過去の運行系統
    • プラハ - ジリナ - コシツェ (ボヘミア号)
      2015年以前は、プラハ - フメンネー間のリーフリク(R)として一日1往復運行していた。ジリナ以西は127号線に直通していた。コシツェ以東は190号線に直通していた。また、ジリナ方面のみ、ブラチスラヴァ行の車両を連結し、ジリナで分割していた(ジリナ以西は区間リーフリク(RR)ポロム号として運行)。プラハ~コシツェを9時間~9時間半で結んでいた。
      2015年末に、ユーロナイト(EN)に格上げされた。また、キエフ発着の車両を連結する様になり、コシツェ以東で分割、普通列車として190号線に直通する様になった。
      2017年末に、季節運行列車となり、プラハ - コシツェ間のみの運行となった。
      2018年末にマルゲツァニ通過となった。
      2019年末に運行休止。

超特急「ユーロシティ(EC)」[編集]

  • LEOエクスプレス号: プラハ - ジリナ - キサク - プレショフ - キサク - コシツェ (LEO Express社の運行)
    一日2往復の運行。ジリナ以西は127号線に直通する他、途中188号線のキサク - プレショウを往復するルートとなる。スピシスカー・ノヴァー・ヴェス - プレショウ間は、キサク駅を経由せず、短絡線を通って直通する。所要時間は9時間前後
    過去の運行状況
    2015年末に、一日2往復の運行を開始した。スピシスカー・ノヴァー・ヴェス - プレショウ間は、キサク駅を経由せず、短絡線を通って直通していた。
    2019,20年度は、プレショウ - コシツェ間でもキサクを通過していた。
    2021年度に限り、1往復がプレショウを経由しないルートとなった。また、残りの1往復もキサク停車であった(188号線への入線時、および180号線への復帰時、それぞれ1回ずつ計2回停車)。
    2022年度は、2020年以前の運行形態に戻り、キサク停車となった。

  • 過去の運行系統
    • LEOエクスプレス号: プラハ - ジリナ - コシツェ (LEO Express社の運行)
      2015年以前、一日2往復運行していた。スピシスカー・ノヴァー・ヴェスを通過していた。ジリナ以西は127号線に直通していた。所要時間は8時間20分前後。
      2016年度以降、プレショウ経由便のみが運行していたが、2021年度に限り一日1往復が復活し、スピシスカー・ノヴァー・ヴェスにも停車していた。
    • コシチャン号、ロハーチェ号: プラハ - ジリナ - コシツェ
      当初はコシチャン号として、週1往復運行していた。ジリナ以西は127号線に直通していた。所要時間は7時間半。なお、シトルバとヴルートキを通過し、キサクに停車していた。
      2015年末に、ロハーチェ号に改称された。
      2018年末に休止。

特急「リーフリク(R)」[編集]

下記2系統が運行している。

  • タトランゼンプリーン号: ブラチスラヴァ - ジリナ - コシツェ - フメンネー
    一日1往復の運行。ジリナ以西は120号線に、コシツェ以東は190号線に直通する。シトルバを通過する。
  • タトラン号: ブラチスラヴァ - ジリナ - コシツェ
    2時間に1本の運行。ジリナ以西は120号線に直通する。所要時間は6時間。
  • 過去の運行系統
    • ファトラン号: オストラヴァ - ジリナ - ヴルートキ - バンスカー・ビストリツァ
      2015年以前はズリーフレニー・ヴラク(Zr)として運行して、ジリナ - ビストリツァ間に2時間に1本運行していた。ヴルートキ以東は170号線に直通していた。
      2016年度に、レギオナルエクスプレス(REX)に種別変更された。
      2017年度は、半数がオストラヴァまで延伸された。ジリナ以西は127号線に直通していた。
      2021年末に休止。

特急「区間リーフリク(RR)」[編集]

  • タトラン号: トレンチーン - ジリナ - コシツェ
    一日1往復の運行で、週1日に限り2本運行する。ジリナ以西は120号線に直通する。週1日の増発便を除き、ジリナ以西快速として運行する。
    過去の運行形態
    2019年以前は、「カッソヴィア」号の愛称名(週1日の増発便は「ホポク」号)で運行していた。ジリナ - ポプラド間でプラハ発着の車両を連結し、ジリナ以西は寝台特急スロヴァキア号に連結されて127号線に直通していた。
    2019年末に、プラハ発着便の併結を取りやめた。
    2021年末に、愛称名が「タトラン」号に変更された。

  • シャリシャン号: ブラチスラヴァ - ジリナ - マルゲツァニ - フメンネー 【金・日曜運行】
    週1往復の運行。ジリナ以西は120号線に直通する。マルゲツァニ以東は、キサクを経由せず、短絡線経由で188号線に直通する。クロンパヒに停車し、西行に限りリプトウスキー・フラードクにも停車する。
    2019年以前はリーフリク(R)の種別で運行していた。
  • 過去の運行系統
    • タトラン号: ジリナ - ポプラド ( - コシツェ) 【夏季運行】
      2020年に、夏季のみ一日1往復の運行を開始した。ポプラド以東の快速を延伸する形で「ポラーチ」号として運行していた。ポプラド以東は快速として運行していた。
      2021年は「タトラン」号に改称された。
      2021年限りで休止。
    • コシツェ - ポプラド・タトリ
      2018年以前、現在の快速が、この種別で運行していた。

快速「レギオナルエクスプレス(REX)」[編集]

下記2系統が運行する。

  • ポプラド - コシツェ 【平日運行】
    平日のみ、一日3往復運行する。
    過去の運行形態
    2018年以前は、一日1-3往復の運行で、種別は区間リーフリク(RR)であった。スピシスケー・ヴラヒ、スミジャニを通過していた。
    2019年度に一日2.5往復となった。また、夏季に限り、休日も一日1往復運行していた他、平日・休日とも一日1往復がジリナまで区間リフリーク(RR)として乗り入れる様になった。
    2019年末に一日3往復となった。当時の愛称名は、それぞれ「タトラン」「ロムニツァ」「ポプラド」であった。タトラン号が、夏季にジリナまで直通していた。
    2021年限りで、夏季の休日、およびジリナへの延長運転が取りやめられた。

  • ブダチーン号: ジリナ - リプトフスキー・ミクラーシュ - ポプラド・タトリ 【平日運行】
  • ホチ号: ジリナ → ルジョンベロク 【平日運行】
    平日のみ一日1.5往復の運行。
    過去の運行状況
    かつては、ジリナ - ルジョンベロク間のみに一日1往復の運行であった。また、ジリナ - クルペリャニ間各駅停車(ただしヴルートキ貨物駅は通過)であった。
    2015年末に、リプトフスキー・ミクラーシュまで延伸された。
    2017年末に、ジリナ方面行に限り停車駅が削減された他(ストレチノ、ヴァリーンも停車駅から外された)、ルジョンベロク始発に短縮された。
    2018年末に、ルジョンベロクまで一日1.5往復、ミクラーシュまで一日1往復に増発された他、西行の列車はポプラド・タトリ始発となった。
    2019年末に、ポプラド・タトリまで一日1往復に増発された。なお西行は、ミクラーシュ以東普通列車として運行する様になった。
    2020年末に、西行がストレチノとヴァリーンに停車する様になった。
    2021年末に、西行が全区間快速として運行する様になった。

  • コシツェ - マルゲツァニ - バンスカー・ビストリツァ 【夏季の土曜運行】
    一日1往復の運行。マルゲツァニ以西は173号線に直通する。
    2020年に運行を開始した。2020年はズリフレニー・ヴラク(Zr)の種別で運行していた。
  • プレショウ - - マルゲツァニ - バンスカー・ビストリツァ 【夏季の日曜運行】
    一日1往復の運行。マルゲツァニ以西は173号線に直通する。マルゲツァニ以東は、キサクを経由せず、短絡線経由で188号線に直通する。
    2020年に運行を開始した。2020年はズリフレニー・ヴラク(Zr)の種別で運行していた。

普通[編集]

下記2系統に分かれる。

  • ジリナ - コシツェ
    1~2時間に1本の運行。ただし、リプトフスキー・ミクラーシュ - ポプラド間は本数が少なく、午前中は6時間程度運行されない時間帯もある他、休日は一日5往復しか運行していない。
    2019年以前は、休日一日3往復の運行であった。
  • リパニ - キサク - コシツェ
    1時間に1本の運行。キサク以北は188号線に直通する。

過去の運行種別[編集]

  • 超特急「エクスプレスニー・ヴラク(Ex)」
    プラハ~ジリナ~ヴルートキ~ズヴォレン~ブラチスラヴァ間に、一日2往復運行していた。ジリナ以西は、他のプラハ発着便と違って120号線に直通し、ヴルートキ以東は170号線に直通していた。2015年12月、全列車がジリナ発着となり休止。
  • 快速「ズリーフレニー・ヴラク(Zr)」
    • ジリナ~ヴルートキ~ズヴォレン
      2015年12月、種別名をレギオナルエクスプレス(REX)に変更した。
    • ポドフラヂェ - ヴラヒ - ノヴァー・ヴェス 【夏季の土曜・休日運行】
      2020年に限り、一日4往復運行していた。ヴラヒ以西は187号線に直通していた。停車駅はレギオナルエクスプレス(REX)と同じであった。

駅一覧[編集]

以下では、スロバキア国鉄180号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • SC:超特急「スーパーシティ」 ※プラハ発着
    • IC:超特急「レギオジェット」 ※ブラチスラヴァ発着
    • RJ:超特急「レギオジェット」 ※プラハ発着
    • EN:寝台特急「ユーロナイト」 ※プラハ発着
    • EC:超特急「ユーロシティ」 ※プラハ発着
    • R:特急「リーフリク」 ※ブラチスラヴァ発着
    • RR:特急「区間リーフリク」
    • REX:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:一部通過
    • 印:一部停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ SC IC RJ EN EC R RR REX Os 接続路線 所在地
180 コシツェ駅 - チェルナから
98.8
コシツェから
0.0

160号線(ズヴォレン方面)、169号線(ブダペスト方面)
190号線(フメンネー/チェルナ方面)

コシツェ県 1区
チャハノヴツェ駅 3.8 102.6 3.8  
コストリャニ・ナド・ホルナードム駅 4.7 107.3 8.5   コシツェ郊外郡
トレベヨフ駅 5.1 112.4 13.6  
キサク駅 2.0 114.4 15.6 188号線(リパニ方面)
ヴェリカー・ロヂナ駅 6.7 121.1 22.3  
マラー・ロヂナ駅 2.7 123.8 25.0  
ルジーン駅 2.0 125.8 27.0  
マルゲツァニ停留所 5.5 131.3 32.5   ゲルニツァ郡
マルゲツァニ駅 2.1 133.4 34.6 173号線(ナーレプコヴォ方面)
クルクナヴァ駅 5.5 138.9 40.1  
リフナヴァ駅 2.1 141.0 42.2  
クロンパヒ駅 3.1 144.1 45.3   スピシスカー・ノヴァー・ヴェス郡
スピシスケー・ヴラヒ駅 6.8 150.9 52.1 187号線(ポドフラヂェ方面)
オルツナヴァ駅 4.4 155.3 56.5  
ヴィートコヴツェ駅 2.6 157.9 59.1  
フラスチ・ナド・ホルナードム駅 1.2 159.1 60.3  
マテヨヴツェ・ナド・ホルナードム駅 2.6 161.7 62.9  
マルクショヴツェ駅 2.8 164.5 65.7  
テプリチカ・ナド・ホルナードム駅 4.0 168.5 69.7  
スピシシカー・ノヴァー・ヴェス駅 4.8 173.3 74.5 186号線(レヴォチャ方面)
スミジャニ駅 2.7 176.0 77.2  
スピシスケー・トマーショヴツェ駅 3.9 179.9 81.1  
レタノヴツェ駅 1.5 181.4 82.6  
ヴィドルニーク駅 4.6 186.0 87.2   プレショフ県 ポプラド郡
スピシスキー・シチャヴニク駅 2.7 188.7 89.9  
ガーノヴツェ駅 5.0 193.7 94.9  
ポプラド・タトリ駅 5.7 199.4 100.6 183号線(プレソ方面)、185号線(リュボヴナ方面)
スヴィト駅 7.1 206.5 107.7  
ルチヴナー駅 4.2 210.7 111.9  
シトルバ停留所 4.7 215.4 116.6  
シトルバ駅 2.9 218.3 119.5 182号線(プレソ方面)
ヴァジェツ駅 6.4 224.7 125.9   ジリナ県 リプトフスキー・ミクラーシュ郡
ヴィーホドナー駅 5.9 230.6 131.8  
クラーリョヴァー・レホタ駅 10.8 241.4 142.6  
リプトフスキー・フラードク駅 5.1 246.5 147.7  
ポットゥレニ駅 3.4 249.9 151.1  
オコリチネー駅 3.8 253.7 154.9  
リプトフスキー・ミクラーシュ駅 3.9 257.6 158.8  
リプトフスケー・ヴラヒ駅 10.4 268.0 169.2  
リプトフスカー・テプラー駅 4.1 272.1 173.3   ルジョンベロク郡
リスコヴァー停留所 4.8 276.9 178.1  
ルジョンベロク駅 3.5 280.4 181.6  
ルジョンベロク・リバールポレ駅 2.2 282.6 183.8  
フルボルトヴァー駅 3.1 285.7 186.9  
シヴォショフ駅 5.1 290.8 192.0  
リュボフニャ駅 2.3 293.1 194.3  
スタンコヴァニ駅 2.0 295.1 196.3  
クラリョヴァニ駅 3.5 298.6 199.8 181号線(トルステナー方面) ドルニー・クビーン郡
シュートヴォ駅 3.6 302.2 203.4   マルチン郡
クルペリャニ駅 2.0 304.2 205.4 ▲∨  
トゥラニ駅 3.8 308.0 209.2  
スチャニ駅 3.9 311.9 213.1  
ヴルートキ貨物駅 3.1 315.0 216.2  
ヴルートキ駅 1.7 316.7 217.9 170号線(テプリツェ方面)
ネズブヅカー・ルーチカ・ストレチノ駅(*1) 9.3 326.0 227.2   ジリナ郡
ヴァリーン駅 3.4 329.4 230.6  
テプリチカ・ナド・ヴァーホム駅(2015年12月休止)   (334.1) (235.3)  
ジリナ駅 8.2 337.6 238.8

120号線(ブラチスラヴァ方面)、126号線(ライェツ方面)
127号線(プラハ方面)

(*1): 2015年以前の駅名は「ストレチノ」。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Josef Gonda: Band 3. 1898, S. 414
  2. ^ Elektrifikácia tratí na Slovensku patriacich pod ŽSR”. rail.sk. 2021年1月22日閲覧。
  3. ^ Na Slovensku začala velká modernizace koridoru pod Tatrami” (チェコ語). zdopravy.cz. Ceník inzerce. 2022年1月22日閲覧。
  4. ^ Vlaky kategórie InterCity (IC) sa vracajú na trať. ZSSK zavádza ďalších 6 komerčných vlakov