ジョン・サンズ (印刷会社)
ジョン・サンズ (John Sands) は、オーストラリアの印刷会社で、かつてはゲーム機器やコンピュータのハードウェアも手がけていたが、現在は、アメリカン・グリーティングスの完全子会社となっている[1]。
1851年、ジョン・サンズとトマス・ケニー (Thomas Kenny) がシドニーでサンズ・アンド・ケニー (Sands and Kenny) を創業した。この事業は、後にサンズ・ケニー・アンド・カンパニー (Sands, Kenny & Co.) となり、さらにジョン・サンズ・リミテッド (John Sands Ltd.) となった[2]。
アメリカン・グリーティングスは、世界的な規模拡大戦略の一環として、1995年12月にアムコアからジョン・サンズを買収した[3]。
ディストリビューター[編集]
ゲーム類について、ジョン・サンズは、オーストラリア以外の国々のメーカーからライセンスを受けて、オーストラリア向けの商品を製造することが多かった[4]。
ジョン・サンズは、1960年代から1990年代まで、ミルトン・ブラッドリーのオーストラリアにおける代理店として、『Twiggy』[5]、『Foxy』、『人生ゲーム (The Game of Life)』、『Wonderland』、『Mix & Match』、『Stay Alive』、『Upwords』、『I Wish I Were』など、様々なボードゲーム、カードゲーム類を扱っていた。
かつてポート・メルボルンのベイ・ストリート6番地 (6 Bay Street) にあったジョン・サンズ・エレクトロニクスは、セガの代理店として同社のコンピュータ・ハードウェアをオーストラリア市場に供給しており[6]、セガのゲーム機SG-1000やゲームパソコンSC-3000のハードウェアやソフトウェアも扱っていた[7]。
脚注[編集]
- ^ “About Us”. John Sands. 2015年11月6日閲覧。
- ^ Walsh, G. P. (1976). "Sands, John (1818–1873)". Australian Dictionary of Biography (英語). Canberra: Australian National University. 2015年11月6日閲覧。
- ^ “AMERICAN GREETINGS TO BUY AUSTRALIAN CARD UNIT”. AP. The New York Times. (2015年12月5日) 2016年12月1日閲覧。
- ^ Cockington, James (2008年10月8日). “A monopoly on games, Page 2 of 3”. The Sydney Morning Herald. 2018年1月29日閲覧。
- ^ Cockington, James (2008年10月8日). “A monopoly on games, Page 3 of 3”. The Sydney Morning Herald. 2018年1月29日閲覧。
- ^ “Programming with your John Sands Sega Personal Computer / written and published by John Sands Electronics”. National Library of Australia. 2018年1月29日閲覧。
- ^ Sam Pettus (2013-12-18). Service Games: The Rise and Fall of SEGA: Enhanced Edition. CreateSpace Independent Publishing Platform. p. 17. ISBN 978-1494288358 Google books