ジャン王

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ジャン王(ジャン-おう、チベット文字འཇང་ས་དམ་རྒྱལ་པོワイリー方式vjang sa dam rgyal po)は、麗江の領主木氏がチベット語史料に登場する場合の名称。ジャン・サーダム・ギャルポ。チベット仏教カルマ派の大施主として知られ、17世紀前半の最盛期には、ギャルタンリタンバタンなどカム地方南部を支配した。

ジャン・ユル(チベット文字ལྗང་ཡུལワイリー方式ljang yul)とは、過去の南詔大理など雲南地方に存在した諸王国に対するチベット語の通時的な呼称で、中世から近世にかけてのチベットでは、麗江の木氏政権が、これらの諸王国の継承政権と見なされていた。