ジェフリー・バートン・ラッセル

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ジェフリー・バートン・ラッセル(Jeffrey Burton Russell、1934年 - )は、アメリカ合衆国歴史学者宗教学者1955年カリフォルニア大学バークレー校卒、1960年エモリー大学PhD。カリフォルニア大学名誉教授。カリフォルニア大学バークレー校、カリフォルニア大学リバーサイド校ハーバード大学ニューメキシコ大学ノートルダム大学で教鞭をとる。

ベネ・ハ=エロヒムとマラク・ヤーウェ[編集]

一元論であったヘブライの神が二元論化して善なる主と悪なる悪魔に分かれたとし、ベネ・ハ=エロヒム(神の子ら)とマラク・ヤーウェ(神の使い)のうち、はじめ神性の一面であったマラクとベネ・ハ=エロヒムが悪魔になったのだという[1]

キリスト教作家C.S.ルイスの神学的な文学を、神話に基づいたものと呼んでいる[2]

作物[編集]

著作は広範にわたるが、主として中世ヨーロッパ史と神学の歴史についてのものである。悪魔の概念史に関する五部作『悪魔』、『サタン』、『ルシファー』、『メフィストフェレス』、『悪魔の系譜』において著名である。

Inventing the Flat Earth (1991) では、19世紀の反キリスト教主義者たちが「中世の教養人は大地が平らであると信じていた」という虚偽の説を捏造し広めたと論じている。

ラッセルは「天」(天国天界)の概念史についても二冊執筆している。A History of Heaven: The Singing Silence (1997) は紀元前200年頃からダンテまでを扱い、Paradise Mislaid (2006) では現代にまで筆を進めている。

脚注[編集]

  1. ^ 『悪魔の系譜』 p.51-74
  2. ^ 『悪魔の系譜』 p.423

著書[編集]

  • 『悪魔の系譜』 青土社
  • 『悪魔―古代から原始キリスト教まで』 野村美紀子

外部リンク[編集]